「コンテンツSEOをやれば、どんな効果があるの?
「コンテンツSEOで成果を出すには、どうすればいいの?
具体的にどんな手順で進めればいいの?

まだ経験の浅いWEBマーケティング担当、もしくはWEB広告担当の中で、コンテンツSEOについてまだよくわかっていない方もいるでしょう。
コンテンツSEOは、自社コンテンツを検索上位に表示させ、集客につなげる施策であり、他の集客施策にはない特徴が多くあります。

本記事では、コンテンツSEOとは何かという基本からメリット・デメリット、実践する際の手順、やってはいけない注意点など、コンテンツSEOのすべてをお伝えします。
この記事さえ見れば、コンテンツSEOの魅力が理解でき、これから何をすべきなのかはっきりするはずです。

目次

コンテンツSEOとは?

コンテンツseo

コンテンツSEOとは、検索ユーザーの求めるコンテンツを作成してSEO評価を高め、検索エンジンからの集客を狙う施策です。
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)対策の一種になります。

自社サイトを検索エンジンの上位に表示させるためには、ユーザーと検索エンジン両方から良い評価を受けないといけません。
ただ、ユーザーのニーズを満たすコンテンツは検索エンジンからの評価も上がるため、ユーザー最優先で考えてください。

有益な情報を届けることによって、ユーザーは上位表示されるコンテンツから自社ホームページへ流入してくれます。
このように、ユーザーとの接点を生み、関係性を構築して、自社商品・サービスの顧客になってもらうのが目的です。

テクニカルSEOとコンテンツSEOの違い

テクニカルSEOは、検索エンジンにサイト構造を正しく伝えるためのSEO対策です。
テクニカルSEOの例として、以下のような施策があります。

・サイト階層構造を最適化
・サイト表示速度の向上
・内部リンクの正しい設置

テクニカルSEOとコンテンツSEOは何が違うのかというと、テクニカルSEOは『サイト全体』のSEO対策で、コンテンツSEOは『コンテンツ中心』のSEO対策であるところです。
自社サイトの上位表示させるには、両方とも重要になります。

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違い

コンテンツマーケティングは、コンテンツを用いたマーケティングのことです。
コンテンツマーケティングの例として、以下のような施策があります。

・SNS(Twitter、Instagram、TikTokなど)
・YouTube
・メールマガジン
・ホワイトペーパー

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOは何が違うのかというと、コンテンツマーケティングは上記のような『さまざまな媒体』でコンテンツを発信しますが、コンテンツSEOは『記事』でコンテンツを発信するところです。
コンテンツSEOは、コンテンツマーケティングの1つの施策と言えます。

コンテンツSEOが重視されている理由

コンテンツseo

今コンテンツSEOは集客する上で重要な役割を果たし、多くの企業で取り入れられています。
では、なぜここまでコンテンツSEOが重視されているのか、その背景・理由を解説します。

ブラックハットSEOの終焉

2012年までのSEOは、ユーザーによって有益な情報を提供するコンテンツより、小手先のテクニックで検索順位を上げる『ブラックハットSEO』がネット上を席巻していました。
以下が、ブラックハットSEOの手法の一部になります。

・被リンクを大量に入れる
・コピーコンテンツを作る
・隠しテキスト・隠しリンクを設置する
・文章に不自然なくらいキーワードを入れる(ワードサラダ)

このブラックハットSEOが流行った結果、品質の悪いコンテンツばかりが上位表示されるようになり、ユーザーの欲しい情報が見つからない環境になってしまったのです。
そこでGoogleは、検索順位のアルゴリズムを修正することに至りました。

ペンギンアップデート&パンダアップデート

GoogleはブラックハットSEO対策として、2つの対策を打ち出しました。

1つは、ペンギンアップデートです。
ペンギンアップデートとは、不正な被リンクを行うコンテンツの評価を下げるアルゴリズムになります。

2012年に導入された後、他のアルゴリズムに統合されて日々更新を続けています。
ペンギンアップデートによって、悪質と判断されるコンテンツの特徴は以下です。

・有料リンクを設置している
・コンテンツと無関係なリンクを貼っている
・一部もしくは全て内容の同じサイトが他にある(ミラーサイト)

2つ目が、パンダアップデートです。
パンダアップデートとは、低質なコンテンツの掲載順位を下げ、良質なコンテンツの掲載順位を上げるアルゴリズムになります。

ペンギンアップデートと同様、2012年に日本で導入され、その後は他のアルゴリズムに統合されて日々更新を続けています。
ペンギンアップデートの対象になる低質コンテンツの特徴は以下です。

・コピーコンテンツ
・コンテンツの内容が古すぎる
・コンテンツの信頼性が低い

ペンギンアップデートとパンダアップデートにより、低質なコンテンツはペナルティを受け、検索順位は上位から圏外に飛ばされました。

逆に検索上位に表示されるようになったのは、小手先のテクニックではなく、ユーザーに役立つ情報を掲載していたコンテンツです。
アップデートによって、真面目に作られたコンテンツが正当な評価を受けるようになりました。

ホワイトハットSEOの台頭

Googleアルゴリズムの変更により、ブラックハットSEOに代わってホワイトハットSEO(コンテンツSEO)が主流になりました。
ホワイトハットSEOとは、ユーザーの求める情報を提供しているコンテンツが上位表示されるSEO対策です。

現在のSEO業者は、ホワイトハットSEO(コンテンツSEO)を行う企業がほとんどです。
ホワイトハットSEOはブラックハットSEOよりも良質なコンテンツを作るのに時間と労力がかかるため、料金は高額になります。

ただ、安いからといってブラックハットSEO業者に任せてしまうと、いつかGoogleからペナルティをもらうことになるはずです。
多少高くても、ホワイトハットSEO業者を選んだ方が安全といえます。

もしコンテンツSEOを外注する場合、依頼する側もやるべきことがあります。
良質なコンテンツを作るには、自社の特徴や他社との差別化ポイント、ターゲット、知識・スキルを理解しないといけません。

自社の情報をSEO業者にしっかり伝えることで、SEOで結果を出すことができます。
SEO業者は自社のことを知らないため、まずは積極的に自社情報を提供して、丸投げはしないようにしましょう。

WEBマーケティングが主流に

以前のマーケティングの主流は、テレビCMや雑誌などのメディアを利用して、こちらから一方的に情報を送るプッシュ型のマスマーケティングでした。
しかし現在、ネットの普及によりユーザー自ら情報を取りにいけるようになったことから、ユーザーの悩みを解決する情報を発信するプル型のWEBマーケティングが重視されています。

WEBマーケティングは、効果測定をすべて数値化できるため、改善が素早く行えるのが特徴です。
ただ、ネットの流行り廃りはかなり早いため、流行に合わせて常に変化する必要があります。

コンテンツSEO含むマーケティングをしっかり実践し、流行に常に対応していきましょう。

また、コンテンツSEOはTwitterやInstagramなどのSNSとも相性が良いです。
コンテンツSEOは、検索エンジンから集客するために良質なコンテンツを作成するため、SNSなど他の媒体でも「いいね」「シェア」などの反応を得やすくなります。

作ったコンテンツがSNSの投稿ネタにもなるため、ネタ枯渇の防止になるわけです。
さらに、WEBサイトでコンテンツを公開したら、TwitterやInstagramなどでも紹介すれば。拡散されてサイトへのアクセスも増やせます。

コンテンツSEOを行う際は、作成したコンテンツをどのようにすれば効率的に活用できるか、SEO対策だけでなくマーケティング全体で考えてみてください。

コンテンツSEOにおける8つのメリット

コンテンツseo

ここまで、コンテンツSEOの重要性を説明してきましたが、実際にコンテンツSEOをやるとどんな良いことがあるのかわからないと、やる気にもなりませんよね。

そこで、コンテンツSEOを実施することで得られるメリットを紹介します。
全部で8つメリットがあるため、1つずつ解説していきます。

・メリット1:費用対効果が高い
・メリット2:継続的な集客が見込める
・メリット3:安定して上位に掲載されやすい
・メリット4:顕在顧客だけでなく潜在顧客も集客できる
・メリット5:見込み客の育成(リードナーチャリング)が可能
・メリット6:コンテンツが資産として残り続ける
・メリット7:営業社員の業務効率アップにつながる
・メリット8:ブランディング・企業の信頼性アップにつながる

メリット1:費用対効果が高い

オフラインのテレビCMや雑誌広告などを使おうと思った場合、一回の掲載に数百万円の費用がかかります。
オンラインでリスティング広告を使う場合、オフライン広告よりは費用を抑えられますが、キーワードによっては1クリックされるごとに数百数千円かかることもあります。

しかし、コンテンツSEOであれば、広告費はゼロです。

自社のホームページがあり、社内でコンテンツを更新していける場合、ドメインとサーバーの更新費用のみです。
ドメインは年数百円〜数千円、サーバーは月千円程度。

まだ自社のホームページがなくても、CMSなどのWEBサイト作成システムを用いれば、簡単にホームページが制作できます。
あとはコンテンツを更新していくだけです。

もしコンテンツ制作を外部に依頼する場合でも、最初の制作費だけですので、コンテンツの継続費はありません。
そのため、長期的に見れば、コストパフォーマンスは高いです。

メリット2:継続的な集客が見込める

テレビCMやリスティング広告は広告費を払った一定期間内でしか集客できません。
しかしコンテンツSEOであれば、自分で消さない限り集客し続けてくれます

コンテンツSEOをしっかり対策し、ユーザーにとって有益な情報を提供していれば、時間がたっても集客効果は残り続けます。

ただし、何もしなくていいわけではありません。
時代によって情報も変わるため、ずっと古い情報のままだと価値も落ちてしまいます。

自社サイトの集客効果を保つためには、最新情報に更新したり、新しい情報を追加するなどのメンテナンスも必要です。

メリット3:安定して上位に掲載されやすい

コンテンツSEOは継続的な集客が見込めるとお伝えしましたが、これは自社サイトが上位表示されている場合のみです。
検索順位が下がってしまうと、集客効果もなくなっていきます。

Googleのアルゴリズムが変更されたり、強力なライバルサイトが登場したりするなど、考えられることはいくつかあります。
ただ、悪質な被リンクに頼っているようなブラックハットSEOよりは、コンテンツSEOのほうが検索順位の影響は少ないです。

つまり、上位の順位は安定して、集客効果は継続されやすいということです。

その理由は、コンテンツSEOは小手先のテクニックで検索エンジンを騙さず、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供しているため、アップデートによるペナルティを受けづらいこと。

もう一つの理由が、キーワードが豊富にあることです。
コンテンツSEOの基本戦略として、ビッグキーワードではなく、まずはスモールキーワードでの上位表示を狙っていきます

ビッグキーワードとは、単語1つのみのキーワードや検索数の多いキーワードのことです。
月間の検索数が数万回以上で、ライバルサイトもたくさんあるため、その中で検索上位に表示させるのはかなり困難となります。

対して、スモールキーワードとは、複数の単語を組み合わせたキーワードや検索数の少ないキーワードのことです。
月間の検索数はビッグキーワードより少ないですが、ライバルサイトが減るため、上位表示させやすくなります。

スモールキーワードで上位表示されるようになることで、結果的にビッグキーワードでも上位表示できるようになります。
たとえば、「コンテンツSEO メリット」「コンテンツSEO デメリット」などのスモールキーワードで上位表示できるようになれば、ビッグキーワード「コンテンツSEO」でも上位表示されやすくなるということです。

また、スモールキーワードは複数の単語で構成されて具体的であるため、検索するユーザーのニーズは高い傾向があります。
ニーズが高いユーザーほど自社商品・サービスにも興味を持ってもらいやすいため、自社サイトの目的である商品・サービス購入やお問い合わせなどのコンバージョンにつながりやすいです。

メリット4:顕在顧客だけでなく潜在顧客も集客できる

テレビCMや雑誌広告などの媒体では、商品のニーズをすでに自覚している顕在層にしかアプローチできません。
自らのニーズを自覚していない潜在層に自社の情報を届けようとすると、より多くの広告費が必要になります。

また、見込み客は潜在層よりも格段に少ないため、見込み客が増える可能性は絶対ではなく、費用対効果は悪化する可能性も高いです。

対して、コンテンツSEOは自社サイトにコンテンツをアップすれば、広告費をかける必要はありません。
自社サイトのドメイン代とサーバー代のみ、月千円程度です。

費用はそのままで、届ける客層を広げることができるため、費用対効果も高くなります。
1人の顕在顧客に届ける広告費と、1万人の潜在顧客に届ける広告費は同じです。

主に潜在層を獲得するために効果的なコンテンツは、知識やノウハウ系のコンテンツです。
自社商品・サービスに関連した知識やノウハウのコンテンツを潜在層に届けることができれば、ニーズが顕在化して、結果的に自社商品・サービスに興味を持ってもらえます。

売り込みを行うコンテンツよりも、潜在層に有益な情報を提供する知識・ノウハウ系コンテンツを作成していきましょう。

メリット5:見込み客の育成(リードナーチャリング)が可能

ユーザーに役立つ情報が書かれたコンテンツは、たとえコンバージョンにつながらなくても、ユーザー自身のニーズに気づかせ、自社商品・サービスへの興味関心を高めることができます。

たとえば、コンテンツSEOをやりたくないと思っているユーザーに対して、以下のようなことを伝えると、やりたくない考えが変わる可能性もあります。

・コンテンツSEOは広告費が一切かからない
・他の広告媒体と比べて費用対効果が高い
・今うまくいっている企業はほぼ全てコンテンツSEOを行っている

このように、見込み客を育成していくことを『リードナーチャリング』と言います。

顧客の心理状態をステップごとに区別して、それに応じたコンテンツを自社サイト内に設置することで、『集客→教育→販売』のような認知から購買までのプロセスを自動化することが可能です。

顧客の心理状態を理解する際は、カスタマージャーニーマップを用いるとわかりやすいです。
顧客がどのように行動してゴールまで達するのか、そのプロセスごとでどんな気持ちになっているかを理解できます。

カスタマージャーニーマップの作り方を簡単に紹介すると、次の4ステップです。

①企画の立案・・・自社商品・サービス、コンテンツ、キャンペーンなどの企画を考える
②5W1Hに分解・・・ユーザーの体験を5W1Hに分解して、利用している時の行動や気持ちを想定する
③定量・定性調査・・・5W1Hで分解した内容の中で不確かな体験の状況をユーザーに聞き、具体化する
④マップ化・・・調査結果をもとにユーザー行動の文脈を明らかにして、行動モデルをマップ化する

メリット6:コンテンツが資産として残り続ける

テレビCMや雑誌などのオフライン広告は一度に大きな集客が見込めますが、契約期間が終わると広告配信も止まり、集客効果もなくなります。
一時的な集客にすぎません。

しかし、制作してWEBサイト上に公開したコンテンツは、WEBサイト上にいつまでも残り続けます。
長期間、集客をし続けてくれる自社の資産となるのです。

また、コンテンツは分散投資のようなものといえます。
どういうことかというと、コンテンツを増やすということは、検索されるキーワードを想定して集客口を増やすということです。

上位表示するコンテンツを増やすほど、ライバルサイトの登場によって集客効果が落ちるのも減らせます。
多数のコンテンツが上位表示されていれば、たとえ1つのコンテンツで検索順位が下がっても、他に上位表示されているコンテンツがたくさんあるため、自社サイトへのアクセス数はそれほど変わりません。

逆に、1つのキーワードでしか上位表示されていないサイトだと、そのキーワードの順位が下がってしまうと、サイトの集客効果は激減し、売上に大きく影響します。

安定性の高い分散投資と同じです。
コンテンツはたくさんあるほど、集客口が増えていくため、アクセス数は安定していきます。

メリット7:営業社員の業務効率アップにつながる

コンテンツSEOでは、自社サイトにユーザーの求める情報を公開しておくことで、自動的に見込み客を育成し、自社商品・サービスの申し込みに繋げられます。
つまり、見込み客と対面で営業する社員が、すべての情報を伝える必要がないということです。

電話で問い合わせてくる人も実際に来店する人も、事前にサイトの情報を確認してから行動に移しています。
自身の不明点が明確になっている上で問い合わせており、申し込みを決断するまでが短いため、営業社員の負担を減らすことが可能です。

現代の消費者の8割以上は、来店前にネットで購入する商品を決めているという調査結果もあります。
来店前にすでに購入決定をしているため、ネット上での競争に勝たないと顧客は他社に流れていってしまいます。

他社に勝つためには、検索エンジンでの上位表示を狙ってコンテンツSEOをしっかり実践し、自社サイトへのアクセス数を増やさないといけません。
SEOを成功させ、自然検索からの集客を可能にすることが、他社との競争を有利に進める上では必須と言えます。

また、人間は1日に働ける時間は限られていますが、ネット上のWEBサイトであれば、24時間365日稼働し続けることができます。
コンテンツSEOは集客を促すだけでなく、社員の業務効率アップにもつながるのです。

メリット8:ブランディング・企業の信頼性アップにつながる

自社のホームページ内にコンテンツを充実させるほど、アクセス数も増え、訪問ユーザーとの信頼関係も生まれ、自社商品・サービスの成約率も高まります。

普段から積極的に情報発信を続けていて、コンテンツが充実していれば、プロとして知識や経験が豊富にある企業だと認識されるため、信頼獲得できます。
つまり、充実したコンテンツが自社商品・サービスに対する信頼度・愛着度(ロイヤリティ)を高め、成約率アップにつながります。

さらに、ロイヤリティが高まることで顧客一人当たりの購入金額も高くなります。
企業や商品・サービスへの愛着度・信頼度が高くなれば、その企業から商品・サービスを買う理由になるためです。

「少し高いけど、この企業であれば大丈夫でしょ」と思ってもらえるほど、顧客に良い印象をもたれることで、単価を上げても購入されます。
他との価格競争にも巻き込まれません。

単価だけでなく、継続期間も長くなります。
ロイヤリティを高めて他社との差別化ができていれば、自社商品・サービスを選び続けてくれる可能性は高いです。

一般的に、「新規顧客の獲得には、既存顧客への販売コストの5倍かかる」と言われています。
売上を上げていくためには、いかに既存顧客の継続・リピート率を高めるかが重要な部分です。

コンテンツSEOにおける5つのデメリット

コンテンツseo

コンテンツSEOのメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。

どの手法も同様に言えることですが、デメリットのないものはありません。
デメリットを理解し、どれだけデメリットの影響を減らしていけるかが重要です。

まずは、以下5つのデメリットをしっかり理解しておきましょう。

・デメリット1:効果が出るまで時間がかかる
・デメリット2:多くの人材とリソースが必要
・デメリット3:定期的にメンテナンスしないといけない
・デメリット4:外注する場合は費用がかかる
・デメリット5:コンテンツの質が低いと逆効果になる

デメリット1:効果が出るまで時間がかかる

コンテンツSEOのメリットとして、継続的に集客効果が見込めると説明しました。
ただその反面、集客効果が出るまでに時間がかかってしまいます

時間がかかる理由は、主に2つあります。

理由1:Googleに評価されるまで時間がかかる

Googleのクローラーがコンテンツを見つけ、インデックスするまで時間がかかってしまいます。

クローラーとは、WEBサイトを巡回するプログラムのことです。
クローラーが収集した情報をもとに、WEBサイトの掲載順位を決めたり評価をしています。

インデックスとは、クローラーが収集したWEBサイトを検索エンジンに登録することです。
インデックスされたWEBサイトが検索結果に表示されます。

Googleサーチコンソールというツールを用いれば、すぐにインデックスされますが、ツールを用いない場合はインデックスまで数日間〜数ヶ月間かかる場合もあります。

そして、インデックスされれば自社サイトが上位表示される、というわけでもありません。
アクセス数や滞在時間なども検索順位を決める要素になっているため、まだ新しく制作されたばかりのコンテンツは上位表示されづらくなっています。

上位表示を獲得するためには、半年から1年ほど必要であると考えておいた方が良いでしょう。

理由2:サイト開設初期はコンテンツが少ない

上位表示されるためには、サイトへのアクセス数や滞在時間も関係してきます。

開設したばかりのサイトだと、まだコンテンツ数は少ないはずです。
サイト全体のコンテンツが少ない段階だと、アクセス数はあまり伸びません

数ヶ月から半年くらいはアクセス数が伸びずに悩むこともあるかもしれませんが、コンテンツが少ない初期は、アクセス数が伸びなくてもコンテンツを作り続けていくことが大切です。

また、コンテンツSEOはすぐに成果を出せる短期的な施策ではないことを、社内のメンバーや上司にも伝えておくと良いです。
理解されないと、途中でプロジェクト自体がなくなってしまう可能性もあります。

デメリット2:多くの人材とリソースが必要

コンテンツSEOを一人でやろうとすると、効果が出るまでかなりの時間がかかってしまいます。
そのため、人材を確保して役割分担することがおすすめです。

コンテンツを制作するWEBライターやWEBデザイナー、編集者などを集め、効率的に進めましょう。

経営者である場合は、コンテンツSEOよりも重要な業務もあるため、自分でないとできない仕事を優先的に取り組んでください。
自分以外でもできる仕事はどんどん社員に任せることで、会社全体としては売上アップにつながります。

WEBマーケティングを導入したばかりの企業は、社内にノウハウがないため、立ち上げから効果を出すまで苦労するかもしれません。
その場合は、コンテンツSEOのすべてを自社でやるのではなく、部分的に外注するのでも良いです。

デメリット3:定期的にメンテナンスしないといけない

∟良質コンテンツでも放置していると掲載順位が低下するため、定期的にメンテナンスが必要

上位表示を維持するためには、メンテナンスも必要です。

掲載順位は常に変動しているため、情報不足や検索意図に適さないとGoogleが判断した場合、順位は落ちます。
上位を維持するため、定期的に自社コンテンツが何位に表示されているのか確認したり、情報に不足がある場合は追記したりしましょう。

コンテンツは作って終わりではなく、継続的に更新していくことが大切です。

デメリット4:外注する場合は費用がかかる

社内でコンテンツSEOの専門知識やリソースがない場合、外注するのも1つの選択肢です。
ただ、コンテンツSEOはスキルや手間が必要になるため、ブラックハットSEOよりも高額になります。

一般的な価格帯としては、月20万円程度で引き受けてくれるSEO業者が多いです。
一流のコンテンツマーケティング会社にお願いする場合、初期費用で数百万円、月額も数百万円かかることもあります。

高度な専門知識やノウハウのある優秀な人材にやってもらおうと思うと、高額が必要になります。
コンテンツSEOのクオリティを求める場合は検討してみると良いです。

注意点として、外注することになってもすべてSEO業者に丸投げしてはいけません。
クライアントに自社の情報をしっかり伝え、コンテンツSEOで何をしたいのか目的・目標を理解してもらってください

クライアントはコンテンツSEOのことは知っていますが、自社のことは知りません。
魅力的なコンテンツを作ってもらうには、自社のことをよく知ってもらわないといけないのです。

積極的に情報を提供しつつ、クライアントからの質問にも丁寧に答えていきましょう。
理解が深まるほど、コンテンツSEOの効果も早くあらわれるはずです。

デメリット5:コンテンツの質が低いと逆効果になる

コンテンツSEOでは、記事のクオリティを意識してください。
とにかくコンテンツを増やすことを目的にして、ただ質の低い記事を量産してしまうと、SEOでは逆効果になってしまいます。

2017年、Googleアップデートが行われてから、クオリティの低い記事を量産していたサイトのほとんどが、検索順位を落としました。
それからは、コンテンツの質を重視するようになりました。

自社サイトを検索上位に表示させるためには、ユーザーの求める情報を提供し、悩みが解決できるようなコンテンツが必要になります。
目的はコンテンツを増やすことではなく、ユーザーのニーズを満たし、コンバージョンにつなげることです。

コンテンツSEOのやり方:10の手順

コンテンツseo

コンテンツSEOのメリット・デメリットが理解できたところで、次は具体的なやり方を解説します。

全体的な流れが変わっていないと、1つの作業は何のためにやっているのかわからず、思うような成果は出せません。
これから説明する全10ステップをしっかり理解しておきましょう。

・ステップ1:コンテンツSEOをやる目的を決める
・ステップ2:自社商品・サービスを分析する
・ステップ3:狙う検索キーワードを選定する
・ステップ4:ライバルサイトを分析する
・ステップ5:ペルソナを設定する
・ステップ6:ペルソナを導くゴールを定義する
・ステップ7:コンテンツの下書きを執筆する
・ステップ8:コンテンツを作成する
・ステップ9:効果測定・メンテナンスを繰り返す
・ステップ10:新しいコンテンツを量産していく

この通りに実践すれば、コンテンツSEOは攻略できるはずです。

ステップ1:コンテンツSEOをやる目的を決める

まず、コンテンツSEOを行う目的を設定しましょう。
コンテンツSEOはどんなことができて、どんな状態になるのが目的なのかを考えます。

コンテンツSEOを理解する上で、消費者の商品認知から購入までの流れを示した行動モデル『AISAS』を参考にするとわかりやすいです。
AISASは、英単語の頭文字から作られ、以下のような行動を示します。

・Attention(認知):広告やSNSなどのメディアを通じて商品を知る
・Interest(興味関心):商品に興味を持つ
・Search(検索):値段や口コミなどをネット上で調べて購入するか検討する
・Action(購買):価値あると判断したら購入する
・Share(共有):期待以上の価値があったらSNSで拡散する

AISASのなかで、特にコンテンツSEOが対応するシーンは「Search(検索)」です。
自社商品・サービスに関連するコンテンツを発信することで、ユーザーにアプローチできます。

逆に、自社商品・サービスで解決できる悩みを抱えていない層にアプローチしたい場合、SEOは非効率です。
認知拡大を目的とするのであれば、他の施策を検討した方がいいと考えることができます。

「自社商品を購入してもらうため」「自社サービスに関する資料請求をしてもらうため」などの目的であれば、コンテンツSEOは向いています。

ステップ2:自社商品・サービスを分析する

コンテンツSEOの目的は、コンバージョンを増やすこと
つまり、自社商品・サービスの購入や資料請求などにつなげ、売上を上げることです。

コンバージョンを増やすためには、自社商品・サービスに関連したコンテンツを増やしていく必要があります。
そしてコンテンツを制作していくためには、自社商品・サービスについて深く知っていないといけません。

もし自社商品・サービスをよく理解できていないのであれば、自社分析を行ってください。
ユーザー目線に立って、自社商品・サービスにはどんな魅力があって、どこを直していくべきかなど、客観的に見てみるのです。

自社分析をすることによって、自社商品・サービスの強みや弱み、ターゲットなどを知ることができるため、どんなコンテンツを作っていけばいいのか見えてくるはずです。
コンテンツをどんどん制作する前に、自分が自社商品・サービスの一番の理解者になりましょう。

ステップ3:狙う検索キーワードを選定する

コンテンツのアクセス数を増やすためには、何を検索キーワードに選ぶのかが重要です。

検索キーワードを選定する流れとしては、まず自社商品・サービスに関連するキーワードを抽出し、その中から上位表示を狙うキーワードを決めていきます。
もし関連キーワードが思い浮かばない場合は、ツールを使ってみましょう。

おすすめツールは、Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどのリサーチルールです。
両方とも無料で利用できる上、自動で入力した単語の関連キーワードが表示されます。

ここで注意点として、検索数の多いビッグキーワードは競合も多いため、上位表示が難しいです。
そのため、最初は検索数が少なく競合も少ないスモールキーワードで上位表示を狙うと良いでしょう。

ステップ4:ライバルサイトを分析する

検索キーワードを決めたら、次はそのキーワードで実際に検索した際に上位表示される競合のコンテンツを分析しましょう。

検索結果で上位表示されているコンテンツは、Googleから評価されているコンテンツ。
つまり、ユーザーのニーズを満たす、満足度の高いコンテンツだと言えます。

Googleとユーザーから評価されているコンテンツにはどんな特徴があるのかを確認し、自社コンテンツに盛り込みましょう。

競合コンテンツで確認すべきことは、以下のようなことです。

・タイトルとディスクリプション
・目次(コンテンツの全体像)
・本文の内容と文章量
・写真や動画の内容とどこで利用しているか

ライバルとなるコンテンツを読み込んでおくことで、これから作成する自社コンテンツもスムーズに書き上げることができる上、クオリティも上がります。
アウトプット(文章を書くこと)に時間をかけるのではなく、インプット(情報を収集すること)に時間をかけましょう

他社のリサーチもせずコンテンツを作り始めたとしても、すぐ手が止まって行き詰まるはずです。
制作できないのは明らかにリサーチ不足のため、コンテンツ制作の前にしっかりリサーチ・分析を行ってください。

ステップ5:ペルソナを設定する

ライバルサイトのリサーチができれば、自ずとターゲットがわかってくるはずです。
そのコンテンツはどんな人に向けて書いているのか、どんな悩み・ニーズのある人のために作っているのか見えてきます。

ターゲットが理解できたら、ペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、ターゲットより詳細にリアルに設定した人物像です。

年齢や性別、職業、趣味、ライフスタイル、価値観など詳細に決めていきます。
詳細に設定するほどペルソナも明確になり、ペルソナに向けてコンテンツを作成するほどクオリティも上がります。

逆に、コンテンツを届けたい人が明確になっていないと、コンテンツの説得力は弱くなり、コンバージョンにはつながりづらいです。
大多数に向けた内容は、誰にも刺さらないものになるため、注意しましょう。

また、チームで動いている場合、ペルソナを設定しておくことでチーム全体における共通認識を保つことができます。
届けるユーザー像にズレがなくなることで、スムーズにプロジェクトを進められるでしょう。

ステップ6:ペルソナを導くゴールを定義する

ペルソナを設定した後は、コンテンツのゴールを設定します。
どうすればペルソナのニーズを満たすことができるのか、ペルソナが悩みを解決できた後の最高の状態を考えます。

コンテンツSEOの基本は、コンテンツごとにペルソナにとっての最高のゴール設定を行い、行動させて変化してもらうことです。
ゴール設定がないと、コンテンツを作ってもペルソナは何も行動しません。

コンテンツの制作側にも、ゴール設定をするメリットがあります。
もしゴール設定がないと、検索ユーザーのニーズをどこまでも深掘りできてしまいます。

どこまで深堀りすればいいのかわからず、検索ユーザーが求めていない必要ない情報まで集めてしまうのです。
その結果、検索ユーザーの求めているものとは違う内容をコンテンツに書いてしまい、しまいには何を伝えたかったのかわからなくなってしまいます。

コンテンツ一つひとつのゴールを明確にしてから、コンテンツを作成していきましょう。

また、コンテンツ全体のゴールだけではなく、各章ごとにもゴールを設定すると良いです。
「その章を読めば、どんなゴールを達成することができるのか」明確にすることで、中途半端な内容で次の章に進んでしまうことを防げます。

KGIとKPIと考えるとわかりやすいです。

KGI=コンテンツ全体のゴール
KPI=コンテンツ全体のゴールを達成するための各章のゴール

KPIを一つひとつ達成していくことが、KGIを達成することにつながります。

ステップ7:コンテンツの下書きを執筆する

検索キーワード、ペルソナ、目的が決まれば、コンテンツの執筆に移ります。
ここで注意してほしいことは、いきなりWordpressなどのCMSで文章を書くのではなく、GoogleドキュメントやWord、メモ帳に下書きをすることです。

WEBサイト上にページを作成するCMSは、文章を書くために作られた専用ツールではありません。
文章作成用に作られたGoogleドキュメントやWordより、文章を書く面では圧倒的に利便性が劣っています。

GoogleドキュメントやWordで執筆した後、書いた文章をCMSにコピペする方が効率的です。

執筆する際のポイントは、目の前にペルソナがいると思って書くことです。
ペルソナから質問され、それに回答しているようなイメージで書くと、より魅力的なコンテンツになります。

対面や電話での営業は時間に制限がある上、即興の対応が必要なため、こちらの情報を完璧にすべて伝えることはできません。
ただし、コンテンツ制作は時間制限がないため、可能な限り最善な回答ができるよう時間をかけてでも執筆しましょう。

コンテンツの構成としては、「ファーストビュー」「本文」「クローズ」の3つに分けるとわかりやすいです。

ファーストビューとは、ページを開いたとき画面上に表示される箇所です。
タイトルやリード文、アイキャッチ画像がファーストビューにあたります。

本文は、コンテンツの大部分を占める内容です。

クローズは、コンテンツ全体をまとめて、次の行動に促す箇所です。
コンテンツのまとめやCTA、関連記事の紹介がクローズにあたります。

CTA(Call To Action)とは、「商品購入」「お問い合わせ」「資料請求」などの行動を起こすためのボタンをさします。

最初は興味の惹かれるファーストビューで本文につなげ、最後はクローズで次の行動を促す流れになります。
この3つの構成を意識することで、離脱されずに次の行動につなげることができるコンテンツができるはずです。

ステップ8:コンテンツを作成する

下書きができれば、あとはWordpressなどのCMSに文章をコピペするだけです。
改行や文字の大きさ、装飾など細かい設定をして公開すれば、WEB上でコンテンツが見れるようになります。

また、以下のようなことをすれば、よりクオリティの高いコンテンツに仕上げることができます。

・画像の挿入

文章だけのコンテンツは読みづらく、途中で離脱される可能性も高いです。
そのため、適宜画像を入れましょう。

画像を入れて読者に飽きさせない工夫をすることで、最後まで読んでくれる確率が上がります。
一般的には、H2タグ(大見出し)の下に1枚画像を入れることが多いです。

・内部リンクの設置

他の関連記事への内部リンクを設置することも効果的です。

まず内部リンクを設置することで、ユーザーの利便性が高まります。
ユーザーは迷うことなくコンテンツを読み進めることができ、サイト内を巡回してくれます。

結果、閲覧するページ数や滞在時間が増加し、SEO評価も高くなります。
サイト内に内部リンクが張り巡らされていて、クローラーが回遊しやすいサイトを高く評価するためです。

・titleタグとmeta descriptionタグの設定

titleタグは検索結果画面に表示されるコンテンツのタイトルで、meta descriptionタグは説明文です。
この2つのタグによって、クリックされるかどうか、つまりコンテンツが見られるかどうか決まります。

重要な設定のため、必ず対策しておきましょう。

ステップ9:効果測定・メンテナンスを繰り返す

集客効果を最大化させるためには、メンテナンスが必須になります。

よくメンテナンスをするように伝えると、記事をリライトしたり、タイトルを変更したりする方がいます。
もちろん間違いではないですが、「なぜリライトをするのか」「なぜタイトルを変更するのか」を理解した上でやっていないと意味がありません。

何となくやって成果が出ないなんてことにならないためにも、数値分析を行いましょう。
効果を最大化するためには、何が足りなくて、どこを改善すべきなのか、測定結果をもとにしてメンテナンスの内容を考える必要があります。

分析ツールとしておすすめなのが、『Google Analytis』と『Google Search Console』です。
詳細なデータを取得できる上、無料で利用できます。

確認すべき測定データとしては、以下のような内容です。

・コンテンツの検索順位はいくつか
・検索画面上でどれくらいの人がクリックしたのか
・記事をどれくらい読んでもらえているか
・他の関連記事も読んでくれているか
・CTAをクリックするなど、行動を起こしているか

数値分析は、効率的に結果を出すために必須の作業です。
まだ分析ツールを導入していない方は、すぐに導入して分析を行いましょう。

ステップ10:新しいコンテンツを量産していく

コンテンツを1つ公開したところで、大きな集客効果は見込めません。
コンテンツSEOは質の良いコンテンツを作り続け、資産としてたまっていくことで効果があらわれてきます

1つのコンテンツを公開したら、次のコンテンツ制作に移っていきましょう。
「ステップ3:狙う検索キーワードを選定する」〜「ステップ9:効果測定・メンテナンスを繰り返す」を繰り返してください。

効率的に進めるためには、「ステップ3:狙う検索キーワードを選定する」で一度に複数のキーワードを選んでおくと良いです。
次からはキーワード選定をする必要がないため、「ステップ4:ライバルサイトを分析する」から取り掛かることができます。

コンテンツSEO記事を書く上でのポイント7つ

コンテンツseo

コンテンツSEOでは、自社コンテンツを上位表示されるためには、検索エンジンから評価されることが重要だとお伝えしました。
では、どのようにすれば検索エンジンに高く評価されるのか。

高く評価されるには7つのポイントがあります。

・ポイント1:文字数を気にしすぎない
・ポイント2:検索キーワードは不自然にならない程度いれる
・ポイント3:気になるタイトル・ディスクリプションにする
・ポイント4:リード文で興味を惹きつける
・ポイント5:E-E-A-Tを意識して本文執筆する
・ポイント6:画像やイラストを入れる
・ポイント7:インデックスするのを忘れない

これら7つのポイントをおさえれば高い評価を受けやすいため、意識してみてください。

ポイント1:文字数を気にしすぎない

「文字数が多ければ多いほど、SEOの評価は高くなる」は間違いです。
勘違いしている方も多いのですが、文字数をただ多くしても高い評価をもらえるわけではありません。

実際に上位表示されているサイトを確認すると、文字数の多い記事の場合が多いです。
しかし、それは「検索ユーザーのニーズを満たすために必要な情報がそれくらい必要だった」ということです。

ただ文字数を増やすために不要な情報を書き足しているのではありません。

文字数を増やすことが目的になっているのであれば、絶対にやめましょう
ユーザーにとって不必要な情報で水増しすることは、逆効果になります。

何よりも重要なことは、ユーザーのニーズを満たすことです。
ニーズを満たそうとした結果、文字数が多くなってしまうのは全く問題ありませんので、気にしないでください。

ポイント2:検索キーワードは不自然にならない程度いれる

「検索キーワードを記事内に多く入れるほど、SEOの評価は高くなる」は間違いです。
これもよく勘違いされているのですが、検索キーワードを多く使っても高い評価を受けるわけではありません。

一昔前までは、記事内に検索キーワードを多く盛り込むほど、検索順位が高くなる時もありました。
ユーザーにとって必要のない低クオリティのコンテンツばかりが上位を独占してしまい、適切な情報をユーザーに届けることができなくなっていたのです。

そこでGoogleはアルゴリズムをアップデートし、対策を打ちました。
現在は、検索キーワードを無意味にたくさん盛り込んだ記事が、上位表示されない仕様になっています。

ユーザーに役立つ、読みやすいコンテンツを目指してください。

もちろん検索キーワードを入れるのは大事です。
ただし、不自然に検索キーワードを入れると読みづらくなってしまうため、逆効果になります。

検索キーワードが多すぎても少なすぎてもよくないため、読んでいて不自然にならない程度に検索キーワードを入れるよう意識しておきましょう。

また、検索キーワード以外にも共起語を入れると良いでしょう。

共起語とは、ある単語とよく一緒に利用される単語のことです。
共起語を入れることで、検索エンジンにコンテンツの内容を理解してもらいやすくなります。

ポイント3:気になるタイトル・ディスクリプションにする

タイトルとディスクリプションは、コンテンツを見てもらうためのきっかけになる重要な部分です。
コンテンツにはどんなことが書かれているのか明確に示して、クリックしてもらえるような魅力的な内容にしましょう。

タイトルには、必ず検索キーワードを入れるようにしてください。
SEO評価を上げるために効果的です。

検索キーワードを入れる位置は、できるだけタイトルの前方に配置するのが良いでしょう。
タイトルの後ろの方にある場合、もしタイトルが長いと検索結果画面で検索キーワードが表示されずに省略されてしまう可能性があるためです。

タイトルの文字数は、30文字前後を目安にしてください。
スマホやPCなどのデバイスやブラウザによっても表示される文字数が異なるため、重要なキーワードは前半に入れると良いです。

ディスクリプションとは、検索結果画面で表示されているタイトルの下の文章(説明文)です。
ディスクリプションはタイトルほどSEO評価に効果はありませんが、しっかり記載しておくことでクリック率を高めることができます。

コンテンツの内容がつい気になってしまうような文章を目指しましょう。

ポイント4:リード文で興味を惹きつける

記事の最初に書かれているリード文(導入文)も重要です。
タイトルが気になってクリックされ、コンテンツを訪れてくれたとしても、リード文で興味を持たれないとすぐ離脱されます。

リード文の目的は、訪問ユーザーの読みたい気持ちを高めて、本文を読んでもらうことです。
コンテンツに書いてある情報が自分に関係した内容であることを伝え、下にスクロールしてもらえるようにしましょう。

また、リード文にも検索キーワードをある程度入れた方が良いです。
リード文に検索キーワードがないと、このコンテンツに自分の欲しい情報がないと判断されてしまい、離脱される可能性があります。

本文を読ませるための方法はたくさんありますが、「記事を読むメリットを提示する」のが特に効果的です。
「その記事を読むと、どんな良いことがあるのか」を示せば、記事内容への興味も高くなり、離脱を減らせます。

ポイント5:E-E-A-Tを意識して本文執筆する

E-E-A-T(ダブルイーエーティー)とは、Googleの検索結果を評価するためのガイドラインのことです。
以前まではE-A-Tとして認知されていましたが、2022年にE-E-A-Tとなりました。

E-A-TとE-E-A-Tの構成要素は、以下になります。

E-A-T
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)

E-E-A-T
E:Experience(経験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trust(信頼性)

新たに追加されたExperienceは、コンテンツの作成者がテーマに対する経験をどれくらい持っているのかを示す指標です。
経験の多い作成者であれば、専門性・権威性・信頼性が担保され、検索ユーザーのニーズに答えられる可能性も高いと判断されます。

また、TrustworthinessがTrustに変更されていますが、意味は同じです。
ただE-A-Tでは並列関係でしたが、E-E-A-Tでは最も重要な要素とされています。

このE-E-A-Tを満たしているかどうかが、検索順位に大きく影響します。
コンテンツ制作する際は、E-E-A-Tを意識するようにしましょう。

ポイント6:画像やイラストを入れる

文章だけだと読みづらいため、ところどころに画像やイラストを入れましょう。
コンテンツ冒頭(アイキャッチ画像)とh2タグ(見出し2)の下に入れるだけでも、かなり読みやすくなるはずです。

どんな画像がいいのかというと、検索キーワードに関連したものが良いです。
内容に全く関係ない画像を入れると、読者を混乱させることになるため、悪い印象を与えてしまいます。

また、Googleはオリジナル性を重視しているため、オリジナルの画像を用いるのが最も良いです。
しかし、全てオリジナル画像を用意するのは大変なため、フリー画像も利用すると良いでしょう。

今フリー画像をダウンロードできるサイトはたくさんあるため、コンテンツにあった素材は見つかるはずです。
ただ、何回も使い回しされたフリー画像はユーザーが飽きてしまうため、同じ画像の使いすぎには注意してください。

ポイント7:インデックスするのを忘れない

コンテンツ制作して公開したら、必ずインデックスさせましょう。

インデックスされないと、どんなにクオリティの高いコンテンツができたとしても、検索結果には表示されません。
手間と時間をかけて作ったコンテンツも無駄になってしまいます。

前述もしましたが、インデックスさせるには『 Google Search Console』のURL検査ツールを利用するのがおすすめです。
検査を行うことで、すぐにインデックスされます。

何もしないと、インデックスされるのは数週間後、数ヶ月後になる可能性もあります。
効率的にコンテンツSEOを進めていくために、インデックスは忘れないようにしましょう。

コンテンツSEOを実施する上での注意点7つ

コンテンツseo

これからコンテンツSEOに取り組んでいく上で、注意しないといけないこと、理解しておかないと後々大変な思いをすることがあります。
注意点が7つあるため、それぞれおさえておきましょう。

・注意点1:他社サイトをコピペしない
・注意点2:複雑な作業が必要な場合は機会損失になり得る
・注意点3:ページ化を制作会社に依頼するとコスパが悪い
・注意点4:YMYL領域は上位表示が難しい
・注意点5:PV数を増やすことが目的ではない
・注意点6:検索順位とクリック率の関係性を知っておく
・注意点7:ユーザーの2割がクリックせず、検索結果画面で満足する

注意点1:他社サイトをコピペしない

コピペをすると作業が楽になりますが、絶対にやめましょう。

他人のコンテンツをそのままコピペして、内容が同一もしくは類似したコンテンツを『コピーコンテンツ(重複コンテンツ)』と言います。
Googleにコピーコンテンツを判断された場合、ペナルティをもらう場合があります。

ペナルティを受けてしまうと、検索順位が急に下がってしまったり、インデックスされなくなる可能性もあります。
つまり、自然検索からの流入がなくなることになるため、アクセス数やコンバージョンも減ります。

特に、Googleのスタッフがコンテンツを目視で確認して与えるペナルティ『手動ペナルティ』を受けてしまうと、Googleによる再審査を受けないといけません。
さらにペナルティが解除されるまで時間もかかります。

ペナルティによるデメリットはかなり大きいため、コピペは絶対にやらないようにしてください。

注意点2:複雑な作業が必要な場合は機会損失になり得る

WEBサイト上にコンテンツをすぐ公開できるCMSを利用する場合、コンテンツの下書きさえあれば、あとは少しの作業ですみます。

ただ、古いサイト制作ソフトやHTMLやCSSなどのコード編集が必要な場合は、サイト上にコンテンツをアップするのにも多くの時間と労力が必要です。

スムーズに公開・更新できない環境では、コンテンツSEOの効率はとても悪くなります。
長期的に見ると、大きな機会損失につながる場合もあります。

もし今、WEB上にコンテンツをアップする方法が複雑である場合は、WordPressなどの簡単なCMSの導入を検討してみてください。
作業効率がかなり上がるはずです。

注意点3:ページ化を制作会社に依頼するとコスパが悪い

WEBサイト上にコンテンツをアップするのを代行すると、1ページ数万円の作業料金がかかります。
コンテンツの執筆を除いた金額で数万円です。

コンテンツSEOでは、コンテンツを継続的に追加していくことが前提になっています。
つまり、時間が経つにつれてかかる費用も多くなるということです。

そうなると、コンテンツSEOのメリットでもある「長期的にみて費用対効果が高い」というのも損なわれてしまいます。
大きなメリットがデメリットになるため、かなりの損失になります。

コンテンツ執筆などの重要で手間のかかる部分は、SEO業者に外注しても良いです。
ただ、コンテンツの公開や更新作業に高額の費用を払って依頼するのは、やめた方が良いでしょう。

注意点4:YMYL領域は上位表示が難しい

YMYL(Your Money or Your Life)とは、人生における意思決定の重要な場面で影響するトピックを扱うWEBサイトのことです。
Googleの品質評価ガイドラインでは、YMYLを「人の将来の幸福、健康、経済的安定、または安全に影響を与える可能性のあるトピック」と定義されています。

わかりやすい例だと、医療や保険、金融などが挙げられます。
このように重要な専門的知見が必要なジャンルは、YMYLとして、正確性や信頼性が担保されるよう通常より厳しい評価基準が適用されます。

そのため、YMYLのジャンルは順位変動が激しく起こっています。
上位に表示させるのも専門性がいるため難しいですが、上位を継続するのも困難です。

最初は、YMYL以外のジャンルを選ぶことをおすすめします。

注意点5:PV数を増やすことが目的ではない

闇雲にページビュー数やユーザー数を増やしても、意味はありません。
コンテンツSEOの目的は、自社商品・サービスのコンバージョンを増やすことです。

そのために、目的に合う検索キーワードを選定することが重要になります。
どの検索キーワードで上位表示すると、コンバージョンにつながりやすいのか考えるのです。

たとえば、自社サービスがコンテンツ制作代行の場合、お問い合わせを増やすことを目的とします。
お問い合わせを増やすためには、コンテンツ制作代行に興味がある層を集めるのが効果的です。

「コンテンツ制作とは」「コンテンツ制作 代行会社」2つのキーワードは、どちらもコンテンツ制作に興味ある人が検索しているキーワードです。
ただ、検索ユーザーのニーズがそれぞれ違います。

「コンテンツ制作とは」の検索ユーザーは、コンテンツ制作の特徴やメリットを知りたい人。
対して、「コンテンツ制作 代行会社」の検索ユーザーは、すでにコンテンツ制作について知っていて、実際にコンテンツ制作してもらう代行会社を探している段階です。

そのため、自社サービスの問い合わせにつながりやすいのは、「コンテンツ制作 代行会社」の検索ユーザーといえます。

注意点6:検索順位とクリック率の関係性を知っておく

サイトの検索順位とクリック率にはどんな関係があるのか、理解しておくことも重要です。

検索順位1位と2位は、全くクリック率が違います。
検索順位1位の平均クリック率は約42%であるのに対し、検索順位2位の平均クリック率は約15%です。

10位までいくと、1.4%まで下がってしまいます。
1位との差は30倍もあるのです。

この結果から、検索順位1位を取ることがいかに重要なのか理解できたはずです。
とにかく狙った検索キーワードで1位を取るしかありません。

低質なコンテンツを増やすのではなく、コンテンツの質を上げて、それぞれのコンテンツでしっかり1位を目指しましょう。

注意点7:ユーザーの2割がクリックせず、検索結果画面で満足する

検索キーワードによっては、検索結果画面に表示されるタイトルやディスクリプションだけで、悩みが解決されて満足してしまう可能性があります。
およそ2割のユーザーがコンテンツの中身を見ずに、検索結果画面で満足しているという調査結果もあります。

この大きな原因は、強調スニペットやリッチリザルトが登場したことです。
これらの機能が追加されたことで、検索結果画面で質問の回答を得られるようになったのです。

強調スニペットとは、検索キーワードに質問要素が含まれていた場合、それに対する回答を他のWEBサイトから一部抽出して、検索結果の最上部に表示する仕組みになります。
選ばれるWEBサイトは信頼性の高いサイト、つまり上位表示されているサイトが採用されやすいです。

リッチリザルトとは、通常の検索結果よりも視覚的にも操作的にも機能が追加されたものです。
通常はタイトルや説明文、URLが表示されますが、画像やレビューなどの情報も追記されます。

コンテンツを見てもらうためには、クリックされるタイトルやディスクリプションを改善して、クリック率を上げる対策を行っていく必要があります。
たとえば、コンテンツの中身では、説明文以上のベネフィットが得られるとわかるタイトルにすることも1つの方法です。

コンテンツSEOの効果測定で確認すべき指標

コンテンツseo

コンテンツSEOにおいては、コンテンツを制作するだけではいけません。
効果を測定し、改善することも結果を出すためには不可欠です。

ここでは、効果測定する際に確認するべき指標を紹介します。
以下3つは、最低限見るべき指標です。

・測定指標1:キーワードの掲載順位
・測定指標2:流入したキーワード(数)
・測定指標3:CV数・CVR

それぞれの測定方法について、詳しく解説します。

測定指標1:キーワードの掲載順位

キーワードの掲載順位を確認するためには、Google Search Consoleを使うのがおすすめです。
無料で利用できます。

「検索パフォーマンス」→「クエリ」タブを選択すると、キーワードごとの掲載順位を確認できます。
結果画面では、キーワードごとのクリック数やクリック率、表示回数なども表示されるため、一緒に確認しておくと良いでしょう。

キーワードの掲載順位が高ければ、コンテンツがGoogleから高い評価をされている、掲載順位が低ければ、コンテンツの質が低いということです。
表示回数自体が少なければ、コンテンツの見直しが必要ということになります。

キーワードの掲載順位は随時確認して、すぐ対応するようにしましょう。

測定指標2:流入したキーワード(数)

コンテンツへどのような検索キーワードで流入したのか把握しておくことも重要です。
この指標もGoogle Search Consoleを利用します。

コンテンツごとに流入されたキーワードを調べる方法は、以下になります。
「検索パフォーマンス」をクリック
→「ページ」タブをクリック
→対象のコンテンツのURLをクリック
→「クエリ」タブをクリックすると、対象のコンテンツがどんなキーワードで検索されたのか表示されます。また、キーワードごとの表示回数やクリック数も同時に表示されます。

これで評価の高いキーワードの順位も確認可能です。

また、Google Analytisでも流入キーワードは確認できます。
調べる方法としては、「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索キーワード」の順でクリックしていけば、検索キーワードが表示されます。

測定指標3:CV数・CVR

CVとはコンバージョンのことで、商品・サービスの購入や問い合わせ、資料請求など、自社サイトの最終的な目的になります。

CVRとはコンバージョン率で、コンバージョンの達成割合を示す指標です。
たとえば、100件のセッション(自社サイトへの訪問数)のうち、1件のコンバージョンが発生した場合、CVRは1%となります。

CVRはGoogle Analytisで確認可能です。
CVRの調べ方は、「コンバージョン」→「目標」→「概要」の順にクリックすると、サイト全体のCVRが表示されます。

流入元別にCVRを確認したい場合、「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」の順にクリックすると確認できます。

コンテンツSEOの成功事例

コンテンツseo

最後に、コンテンツSEOを実践した結果、うまくいった事例を3つ紹介します。
これからコンテンツSEOに取り組んでいく際の参考にしてください。

・事例1:半年で検索順位1位のコンテンツ量産
・事例2:3ヶ月でユーザー数が月30万アップ
・事例3:リード獲得数が150%に向上

事例1:半年で検索順位1位のコンテンツ量産

WEBサイトや動画広告の改善など、BtoB支援を行う企業の事例です。
コンテンツSEOにより、半年で掲載順位1位のコンテンツが0から30以上に変わりました。

この企業ではまず、早い段階でコンテンツが見られる状態を作るため、事業部ごとに検索順位1位を狙うキーワードを決め、コンテンツ制作を進めていくことになります。
ビッグキーワードも多かったため、簡単なことではありません。

しかし、最初からコンテンツの質にこだわった上で、行動量も多かったことから、コンテンツSEOを開始して半年以内に多くの検索キーワードで1位を獲得できました。
今もなお月30件以上の案件を獲得できています。

コンバージョンにうまくつながった理由としては、検索キーワード選定から自社サービスに興味のあるユーザーを考慮していたことです。

事例2:3ヶ月でユーザー数が月30万アップ

法人向けのITサービスを提供する企業の事例です。
この企業では、コンテンツSEOを実施した結果、3ヶ月でユニークユーザー数が月30万もアップしました。

まず1ヶ月目で、キーワード選定を徹底的に行いました。
常にユーザー目線で、検索キーワードからニーズを汲み取り、ユーザーの求める情報をピックアップ
上位を狙いたいキーワードだけではなく、ユーザーが欲しい情報は何かまで決めてから、コンテンツを作り始めます。

2ヶ月目からも、ユーザー目線を大切に、既存コンテンツをリライトしたり、ヒートマップで離脱箇所やクリック箇所を分析・改善したり。
新規でコンテンツを作りつつも、メンテナンスに力を入れていました。

結果、3ヶ月で数十記事の検索順位1位を獲得。
いくつも1位を取れた理由は、絶対に1位を取りたい検索キーワードを絞って、優先的にコンテンツを育てたことです。

事例3:リード獲得数が150%に向上

外資系IT企業の事例です。
この企業では、コンテンツSEOのさまざまな施策を行うことで、リード獲得数が150%に向上しました。

主に行った施策は以下の通りです。

・ビッグキーワードでの上位表示を目指してコンテンツ制作
・URLを検索にかかりやすいよう変更
・回遊率アップのためのリンク設置

成功した秘訣としては、最初に施策をたくさん出した上で、その中から自社に必要な施策に絞ったことです。
優先順位をつけて、優先度の高い順に着手していたことで、効率的に成果につながったと考えられます。

▶︎集客効果が高い企業のホームページ事例。
▶︎士業ホームページの集客成功事例を見る。
▶︎不動産会社ホームページの集客成功事例を見る。
▶︎工務店ホームページの集客成功事例を見る。
▶︎治療院ホームページの集客成功事例を見る。

コンテンツSEOについてまとめ

コンテンツseo

コンテンツSEOは、オフライン広告や有料オンライン広告に比べて費用はかからず、継続的に集客することが可能になります。
さらに他の媒体でも拡散されやすく、費用対効果も高くなる可能性が高いため、かなりメリットの大きい施策であることは理解できたのではないでしょうか。

デメリットとして、集客効果があらわれるまで時間はかかってしまいますが、これは自社だけでなく他社も同じです。
つまり、早く始めることで、他社よりも早く成果を出せるともいえます。

本記事では、コンテンツSEOを実際に行う際の手順やポイント、理解しておくべき注意点などを解説したため、それ通りに実践すれば間違いはありません。
今回の内容を実践するかしないかで、1年後の会社の集客力や売上は大きく変わるはずです。

将来の会社の資産を増やし、安定していくためにも、今からコンテンツSEOに取り組んでみてください。

参考記事:SEOとは?/SEOタイムズ

この記事の監修者

星野 和大



1993年生まれ。千葉県柏市出身。
早稲田大学社会科学部社会科学科卒業IQ140overのギフテッド。

学生時代より東証プライム上場企業にてオウンドメディアの構築〜運営に携わり、卒業後は転職メディアを立ち上げ、売却。

WEB系スタートアップの創業メンバーとして、女性向けオウンドメディアのマネタイズを担当し、半年で月商ゼロから約3000万円までグロース。

現在は起業し、クライアントのオウンドメディア構築を担当し、直近では美容クリニックのオウンドメディアを新規ドメインで立ち上げて4ヶ月でデイリーPVを35→4035までグロースさせ、月間検索ボリューム24000のキーワードで3位を取得し、収益化を達成。

他に、LPのディレクションやセールスライティング、年商700億円ほどの東証プライム上場企業のマーケティングアドバイザーも務める。