今はほとんどの企業がホームページを持っています。
それは、ホームページが企業にとっての営業ツールになるためです。
ですが、集客手段として機能しているホームページはいくつあるでしょうか。
現状、ホームページはあるけど、アクセスがなかったり、コンバージョンが取れなかったりしている企業は多くあります。
本記事では、ホームページで集客できない原因から、集客するためのコツや方法を解説します。
今はホームページで集客できていない方も、これからホームページを作ろうとしている方も参考になるはずです。
ホームページは集客ツールとして、非常に優秀なため、その力を最大限発揮させましょう。
目次
ホームページで集客するためのコツ
集客できているホームページには必ずある共通点があります。
まずは、集客成功のためのポイントを理解しておきましょう。
今、ホームページ集客がうまくいっていない場合、今から紹介するコツが意識できていないことが考えられます。
効率的に集客できるホームページを作るために、以下のコツは必ずおさえておいてください。
・ホームページの目的を明確にする
・顧客のことを第一に考えてコンテンツを制作する
・ターゲット層を決める
・自社の強みをPRする
・PDCAを回してコンテンツを改善する
・顧客目線でホームページを制作する
ホームページの目的を明確にする
何のためにホームページを制作するのでしょうか。
まずは、ホームページで集客する目的をはっきりさせましょう。
どんな結果を求めているのか、目的が明確なホームページほど集客もうまくいきます。
ホームページの目的とは、以下のようなことです。
・自社商品(サービス)を購入する
・サンプル品(お試し品)を申し込む
・来店予約をする
・資料をダウンロードする
・問い合わせをする
・メルマガ登録する
・仕事に応募する
ホームページの目的は企業によって異なるため、自社に合った目的を定めてください。
目的が決まったら、目的達成のためにホームページ内で必要な要素を考えていきます。
たとえば、問い合わせ数を増やしたい場合は、以下のような施策が考えられます。
・問い合わせページへ遷移するボタンを目立つ場所に配置する
・遷移するボタンはページ内で使われていない目立つ色を使用する
・ページ内のどこにいても問い合わせページに遷移できるよう追従型のバナーを設置する
・問い合わせフォームの入力項目を減らす
注意点として、目的は多く設定しすぎないでください。
目的を多くしすぎると、行動の選択肢が増えてしまい、訪問ユーザーを迷わせてしまいます。
迷わせることは離脱につながるため、目的は1つ、多くても2つに絞ると良いでしょう。
顧客のことを第一に考えてコンテンツを制作する
コンテンツ制作では、ユーザーを第一に考えた「ユーザーファースト」を意識しておきましょう。
ホームページを訪れたユーザーも、自分が求める情報が書かれていないと離脱します。
ユーザーの求めるコンテンツを提供しないと、ホームページの価値はありません。
ホームページで集客するためには、ユーザーに需要のあるコンテンツを伝えることが大切になります。
ユーザーが求めているものとは、自分の悩みや問題を解決してくれるようなコンテンツです。
そのため、まずはユーザーの悩みやニーズを理解しなければいけません。
悩みを理解できれば、解決方法の提案ができるようになるため、コンテンツも生み出せますし、多くの人から反響が得られるはずです。
キレイなデザインにしようとデザインばかり気にしている方もいますが、優先順位はデザインよりも中身です。
もちろん文章の読みやすいデザインであることは必須ですが、それ以前にコンテンツの内容に注力しましょう。
ユーザーの求める質の高いコンテンツを量産できれば、ユーザーはもちろん検索エンジンからの評価も高くなります。
結果、検索結果で上位表示されるようになり、ホームページの閲覧者が増え、多くの集客効果が見込めます。
ユーザーのことを深く理解して、ユーザーが欲している情報をコンテンツとして作っていきましょう。
ターゲット層を決める
ホームページを作って、誰に見てもらいたいのか。どんな人を集客したいのか。
ホームページを届けたいターゲットを明確にしましょう。
誰にどんなことを伝えるのか明確にすることによって、ホームページのコンテンツやキャッチコピー、デザインも変わってきます。
ターゲットに興味を持ってもらえ、満足してもらえるホームページになるでしょう。
さらに、年齢や仕事、ライフスタイル、今抱えている悩みなど、ターゲットをより絞って実在するような人物像に落とし込むことがあります。
この詳細なユーザー像を「ペルソナ」といいます。
ペルソナを設定しておくことで、自社商品・サービスの顧客になり得る見込み客に的確なアプローチが可能になるのです。
ユーザー像がリアルにイメージできることによって、ざっくりしたターゲット像よりも一人ひとりに刺さる情報をピンポイントで届けられます。
他にも、ペルソナ設計するメリットとして、チームで動く場合はプロジェクトを効率的に進められます。
複数人で1つのプロジェクトに取り組んでいる場合、ざっくりしたターゲットを設定してしまうと、メンバーそれぞれが違うユーザー像をイメージすることになります。
全員の共有認識・基準がないと、方向性が異なったり、チームの統一感がなくなることも。
そこで全員が具体的なユーザー像(ペルソナ)を共有することによって、認識のずれがなくなり、コミュニケーションコストや時間の削減につながるのです。
自社の強みをPRする
自社商品・サービスが、多数の他社商品・サービスの中に埋もれてしまっていませんか?
ユーザーに興味を持ってもらうためには、他にもたくさんあるようなコンテンツになってはいけません。
既視感のある情報であれば、ユーザーの記憶にも残らず、すぐに忘れ去られてしまいます。
ユーザーは多数の競合他社を調べ、自社と比較検討をしています。
競合に勝つためには、自社の強みをしっかり伝えないといけません。
ホームページでは、競合他社と比べて、自社はどんなところが強みなのか、明確に記載しましょう。
その強みが、どの商品・サービスが自分に最も適しているのか決める、ユーザーにとっての重要な判断材料になります。
自社の強みがまだわからないのであれば、じっくり自社分析して、ユーザーに最も響く強みを見つけ出してください。
「たぶんこれだろう」と自分の推測で決めないようにしましょう。
可能であれば、過去に自社商品・サービスを購入してくれた顧客に直接聞いてみるのが良いです。
「なぜこの商品・サービスを買ったのか?」「この商品・サービスを選んだ決め手とは?」「この商品・サービスのどこが魅力的だったのか?」などをヒアリングしてください。
自社の強みを見つける上で、競合分析も重要です。
競合がアピールしている強みを参考にしても良いですし、競合の弱みを見つけることで、それを自社の強みとしてアピールすることもできます。
それ以外にも、強みを見つける方法はたくさんあります。
以下のように多くのマーケティングフレームワークがあるため、自社にあったフレームワークを使ってリサーチしてください。
・3C分析:市場・顧客、競合、自社の視点で環境分析を行うフレームワーク
・4P分析:自社商品・サービスのマーケティング戦略を明確にするフレームワーク
・STP分析:市場を分類して、自社のポジションを明確にするフレームワーク
自社の強みをアピールして差別化を図り、自社商品・サービスに興味を持ってもらえるようにしましょう。
PDCAを回してコンテンツを改善する
ホームページを作って、そのままの状態になっていませんか?
ホームページは作ってからがスタートです。
集客効果がなかったからといって、そのまま放置してはいけません。
改善することによって、集客ができるようになります。
効率的に改善していくためには、PDCAを回すのが良いでしょう。
PDCAとは、以下の4つの工程で成り立っています。
・Plan(計画):集客方法やターゲット(ペルソナ)選定など
・Do(実行):コンテンツ制作や投稿、広告配信など
・Check(点検):アクセス解析を用いた数値的なデータ分析
・Action(改善):集客効果を高めるための施策を考える
PDCAを回す際に重要なことは、KPIを設定することです。
KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)とは、目標を達成するプロセスでの達成度合いを表す定量的な指標を指します。
改善して、その施策がうまくいったのかどうかは、KPIを確認することで判断可能です。
うまくいかなかった場合は、その原因を分析して、再度Planから開始します。
KPIの例を、いくつか紹介します。
・目的がコンバージョン獲得の場合
→CPA(顧客獲得単価)、CVR(コンバージョン率)、商品購入数、資料請求数、カートからの離脱率、など
・目的が認知拡大の場合
→ホームページのアクセス数、メルマガ登録数、LINE登録数、SNSのフォロワー数、自社名・自社商品の検索数、など
ホームページは一回で集客効果が改善されることも稀なため、集客効果が出るまで諦めずにPDCAを回していきましょう。
顧客目線でホームページを制作する
使いやすく読みやすいかどうかも、ホームページで集客するためには重要になります。
使いやすさを「ユーザビリティ」とも言いますが、集客を成功させるためにはホームページのユーザビリティを高めなければいけません。
ユーザビリティを高める方法として、以下のような施策があります。
・見やすく読みやすいデザインにする
・ユーザーが迷わないわかりやすい導線にする
・レスポンシブ対応にする(スマホ対応)
・ページの表示速度を上げる
・問い合わせフォームを設置する
・テキストなのかリンクなのか、わかりやすく記載する
・コンバージョンに至るまでのルートをシンプルにする
集客がうまくいっているホームページほど、上記のような施策は実施しており、ユーザビリティに優れています。
さらに、使いやすいホームページであるほど、ユーザーからの評価も高くなるため、検索エンジンからの評価も高くなり、検索結果で上位表示されやすいです。
顧客目線でユーザーファーストなホームページを制作していきましょう。
また、アクセス解析ツールを用いれば、ホームページの訪問ユーザーがどんな行動をしたのか把握できるため、仮説検証によってユーザビリティを向上できます。
特に、ヒートマップツールはユーザーが閲覧した箇所やクリックした場所、熟読していた箇所を色で可視化できるため、ユーザーの動きを確認するのにはおすすめです。
ヒートマップで得たユーザー行動のデータをもとに仮説を立て、どんどんテストをしていきましょう。
ユーザビリティを高めることにつながるはずです。
ホームページの集客力を高めるための方法
ホームページの集客方法は数多くあります。
ここでは、ホームページの集客力を高める代表的な方法を6つ紹介します。
・SEO対策を実施する
・リスティング広告を出す
・動画広告を出す
・SNS広告を出す
・SNSで投稿する
・プレスリリースを出す
それぞれの方法は費用やメリット・デメリットが異なるため、自社の予算や商材の種類によって最適な方法を見つけてください。
SEO対策を実施する
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)対策とは、ホームページを検索結果で上位表示させるための取り組みをさします。
SEO対策はさまざまな手法がありますが、「内部SEO対策」「外部SEO対策」「コンテンツSEO対策」の3つに分類可能です。
これら3つの対策を行うことで、検索エンジンはホームページを高く評価し、上位表示されます。
細かい手法はたくさんありますが、「ユーザーの求める情報に迷わずたどり着けるサイト導線にして、ユーザーのニーズを満たせる良質なコンテンツを制作・改善する」ことが重要です。
そうすることで、ホームページへのアクセス数が増え、コンバージョン(商品購入や問い合わせなど)も増えていきます。
SEO対策のメリット
・広告費が一切かからない
・ユーザーはコンバージョンにつながりやすい顕在層が多い
・自社商品を知らない潜在層にもアプローチできる
・中長期的に見ると費用対効果が高い
・ブランディング効果がある
SEO対策の最も大きなメリットは、広告費が不要であることです。
他のリスティング広告やSNS広告などは、1クリックごとに広告費がかかってしまいます。
対して、SEO対策をする場合、ホームページさえあれば、広告費はかからずに集客し続けることが可能です。
もちろんホームページを運営していく上で必要なドメイン代やサーバー代は必要になりますが、広告費などの追加料金はかかりません。
ホームページが上位表示さえしていれば、いつまでも継続的に集客してくれるのです。
SEO対策のデメリット
・SEOで上位表示させるためには時間とコストがかかる
・最低限のSEO対策の専門知識がいる
・結果は保証されていない
・SEOの最新情報を常に追っておく必要がある
・Googleアップデートで検索順位が落ちる可能性あり
SEO対策のデメリットは、集客がうまくいくまで時間とコストがかかることです。
まず集客成功するためには、ホームページを上位表示させる必要があるのですが、そのためには検索エンジンに評価されないといけません。
高評価を得るためには時間がかかりますし、ホームページを運用したりコンテンツを制作する労力もかかります。
しっかりSEO対策を行い、ユーザーの求める良質なコンテンツを提供し続けても、半年から1年以上はかかると想定しておいた方が良いでしょう。
SEO対策はすぐに成果の出る短期的な戦略ではないため、中長期的な戦略として考えてください。
リスティング広告を出す
リスティング広告とは、検索結果に掲載される検索連動型広告を指します。
クリックごとに課金される広告「PPC広告」の一種です。
リスティング広告のメリット
・すぐに成果を出しやすい
・自然検索(SEO)よりも上位に広告を掲載できる
・低予算でも始められる
・コンバージョンにつながりやすい顕在層にアプローチできる
・テスト検証がしやすい
リスティング広告は、成果を出すまで時間のかかるSEO対策とは違い、すぐに集客効果を得ることができます。
広告を出したその日に、自然検索サイトよりも上位に広告掲載でき、集客・コンバージョンにつなげることが可能です。
広告費がかかると言っても、一回の掲載で数百万以上かかるテレビCMや新聞などとは違い、数百円でも広告を出せます。
今の予算に合わせて、適切な広告配信を行いましょう。
リスティング広告のデメリット
・広告運用に手間がかかる
・最低限のリスティング広告の専門知識がいる
・広告を嫌う人もいる
・効率的に成果を出すためには予算も必要になる
リスティング広告を出して、すぐに成果が出るとは限りません。
集客につなげるためには、データを見て改善していく必要があります。
そのためには、広告運用に関する専門知識がいる上、日々の手間や費用もかかってくるでしょう。
リスティング広告を全く知らない状態で運用すると非効率的なため、まずは最低限の基礎知識を身につけてから、広告運用してください。
動画広告を出す
動画広告とは、YouTubeやディスプレイ広告などで配信できる動画形式の広告を指します。
近年では動画配信プラットフォームの急成長により、動画での広告需要も高まっています。
動画広告のメリット
・言葉では表現できないことも伝えられる
・文章や画像よりも記憶に残りやすい
・多くのユーザーの目に留まりやすい
・効果測定から改善を素早くできる
動画広告では、文章で説明するよりも、短時間で多くの情報を伝えることができます。
聴覚的にも気軽に聞ける上、視覚的にも情報を受け取れるため、情報の理解度は圧倒的に文章より上です。
さらに、動画ではその時の具体的な雰囲気やイメージも伝わるため、記憶にも残りやすい特徴があります。
長い説明は必要なく、一目で情報が伝わるのです。
動画広告のデメリット
・集客効果は動画のクオリティ次第で決まる
・動画制作の時間やコストがかかる
・悪い印象を持たれる可能性がある
動画広告は効率的に情報伝達できるとお伝えしましたが、ただ闇雲に動画を作ればいいという訳ではありません。
効果が出る出ないは、その動画のクオリティによって左右されます。
そのため、良質な動画を作るために動画の企画立案から撮影、編集など多くの時間と労力が必要になります。
社内でさけるリソースがないのであれば、外注費として高額を支払わなければならないこともあります。
SNS広告を出す
SNS(Social Networking Service)広告とは、FacebookやInstagram、Twitterなどのプラットフォームで出す広告を指します。
他のSNSプラットフォームとしては、LINEやTikTok、Pinterestなどがあります。
SNS広告のメリット
・拡散力が高い
・低予算で始められる
・精度の高いターゲティングができる
・今は商品に興味ない潜在層にもアプローチできる
・ブランディングにつながる
各SNSには「いいね」や「シェア」などの機能があり、広告が拡散できます。
そのため、自社商品・サービスを知らない潜在層にも認知してもらえる上、拡散力によって企業のブランディングにもつなげることが可能です。
精度はプラットフォームごとに異なりますが、細かいターゲット設定もできます。
年齢や性別、興味関心、フォローしているアカウントなどによってもターゲティングが可能です。
SNS広告のデメリット
・高齢者層にはアプローチしづらい
・魅力的なクリエイティブでないとスルーされる
・炎上リスクあり
SNS利用者は若者が多く、50代以上はまだ少ないため、50代以上をターゲットとした商品・サービスの場合、SNS広告で成果を出しづらいです。
ただ、プラットフォームによっては年齢層高めのSNSもあるため、どれを利用するのか選定が重要になります。
また、SNS広告は多くのユーザーの目に触れてもらえますが、興味を持ってもらえる内容でないと見てもらえません。
炎上リスクに気をつけながら、魅力的に思ってもらえるクリエイティブを作成しましょう。
SNSで投稿する
SNSは、利用者同士が交流できる場です。
個人間でやりとりしたり、コミュニティを作ったりして、人間関係を築くことができます。
SNSのメリット
・拡散力が高い
・無料で簡単に始められる
・ユーザーとのコミュニケーションが楽
SNS広告でも説明しましたが、SNSは拡散機能があるため、多くのユーザーに情報を届けることができ、認知拡大につながります。
認知度が上がることで、企業の価値も上がり、集客効果も高まるでしょう。
さらに、SNSは無料でアカウントを作成でき、利用することが可能です。
専門知識が必要な広告運用やホームページ制作とは違い、SNSは操作方法も簡単に運用できます。
SNSのデメリット
・炎上リスクがある
・個人情報の漏洩リスクがある
SNSを利用する際は、炎上しないように気をつけましょう。
特に匿名で利用できるSNSの場合、気軽に投稿した内容が他人を誹謗中傷していると捉えられ、大きなトラブルに発展することもあります。
他にも、悪質なコメントが来たり、間違った情報が出回ってしまうこともあります。
拡散性があるというのは、良い方にも悪い方にも転がるため、情報発信は慎重に行ってください。
プレスリリースを出す
プレスリリースとは、テレビ局や新聞、ニュースサイトなどのメディアに、自社商品・サービスの情報を伝える企業の文書です。
プレスリリースの目的は、メディアに取り上げてもらい、記事を掲載してもらったり、取材をしてもらうことです。
プレスリリースのメリット
・外部メディアに掲載される可能性がある
・企業の信頼性アップにつながる
・無料で出せる
・業務提携につながる
プレスリリースを出すことによって、多くの記者の目に留まり、テレビや新聞、WEBメディアなどに取り上げられる可能性があります。
自社の記事がメディアに掲載されれば、消費者や企業、株主などに広く知ってもらうことが可能です。
商品の販売促進だけでなく、第三者が情報を提示するため、企業としての信頼も得られます。
結果、ビジネスパートナーを探している企業にも注目され、新たなビジネスチャンスとなる可能性があるのです。
プレスリリースのデメリット
・記事が紹介される保証はない
・掲載される内容は決められない
プレスリリースのデメリットは、配信した記事が必ずしもメディアに取り上げられるわけではないということです。
メディアに掲載されるかどうかは、各メディアに合った内容であるか、ニュース性や意外性があるか、消費者にとって有益な情報かどうかも重視されます。
また、掲載される記事内容はこちらが口を挟めません。
客観的な立場から記事が書かれるため、こちらが書いて欲しいことと異なる場合もあります。
ホームページで集客できない原因とは?
今ホームページで集客できていない場合、必ず原因があります。
原因を正しく把握し、そこを改善してしまえば、簡単に集客アップにつなげることが可能です。
ここでは、集客できない原因になっている候補を取り上げます。
自社のホームページに当てはまる項目がないか、チェックしてみてください。
・具体的な目的を決めていない
・コンテンツの質が悪い
・ターゲットが明確化されていない
・更新頻度が低い
・サイトの導線が悪い
具体的な目的を決めていない
ホームページを作って、ただ運営しているだけでは集客にはつながりません。
なぜホームページを作ったのか、明確な目標が定まっていないと、集客はいつまで経っても見込めないでしょう。
ホームページは、ネット上の営業マンです。
具体的な目的・目標を定めていないと、どうなったら成功なのか基準がないと判断できません。
ホームページにはどんな役割があって、ホームページを見た人にどんな行動をして欲しいのかを明確にして、目的設定を行いましょう。
どんな目的を設定すれば良いのかわからない方のために、以下に例を示しておきますので、参考にしてください。
・知名度を上げる(認知拡大)
・商品・サービス購入を増やす
・資料請求を増やす
・問い合わせ数を増やす
目的を決めておくことで、目的を達成するために必要なコンテンツが何かわかるため、適切なコンテンツ制作ができるようになります。
コンテンツの質が悪い
見た目ばかり気にしたホームページを作っていませんか?
コンテンツの中身を軽視していると、集客にはつながりません。
キレイな見た目のサイトを作ろうと労力をかけている企業もありますが、デザインは二の次です。
まず重視すべきは、コンテンツの内容です。
コンテンツの中身がユーザーに興味ない情報だと、いくらキレイで読みやすいデザインでも読まれません。
ユーザーが求めている情報を発信しないと、せっかくホームページに訪れたユーザーもすぐ離脱してしまいます。
閲覧数も滞在時間も増えないため、検索エンジンからの評価も低くなり、検索順位にも影響してしまうでしょう。
ユーザーの求める良質なコンテンツを作るために、ユーザーの悩みやニーズを満たすための解決方法やノウハウを学んでください。
その内容を発信することで、集客効果も上がっていくはずです。
ターゲットが明確化されていない
適切なコンテンツが作れない原因は、誰をターゲットにするのか設定していないためです。
どんな人に何を伝えたいのかを事前に決めていないと、コンテンツとして情報をまとめることが難しくなります。
ターゲットが決まっていないと、曖昧な内容のコンテンツに仕上がってしまい、ユーザーの興味をひけません。
誰にでも言えるようなことをいくら伝えても、誰にも響きません。
ターゲット層を具体化するほど、ユーザーの悩みや要望が叶えられるコンテンツに仕上げられます。
結果、ユーザーの満足度が高い、かつ検索エンジンに評価されるホームページになります。
更新頻度が低い
ホームページを作ってそのままにしている企業が多くありますが、放置しているホームページの集客はうまくいきません。
ホームページは完成させて終了ではなく、定期的に更新していく必要があります。
更新しないと、検索エンジンの評価も上がりません。
今上位表示されているホームページであったとしても、検索順位は落ちていきます。
ホームページに訪れるユーザーは最新情報を求めているため、情報が古いだけで読まれない可能性もあります。
ユーザーの満足度を上げるためにも、ホームページでは常に最新情報を更新していきましょう。
また、定期的に更新していることで、自社が積極的に活動していることをアピールできます。
更新されていないだけで、企業の信頼低下にもつながるため、注意してください。
サイトの導線が悪い
良質なコンテンツを作っているのに、集客につながらないのであれば、ホームページの導線を確認してみてください。
書いてある情報は良くても、ホームページが使いづらいと機会損失になります。
導線がわかりづらかったり、コンテンツが読みづらかったりすると、ユーザーの離脱率は高くなります。
自社商品・サービスに興味を持ったユーザーも、コンバージョンまでの導線がわからないと、離脱してしまいます。
ユーザーのとりたい行動がすぐできるように、わかりやすく親切な導線を設計しましょう。
また、今はスマホで情報収集している人が多いため、パソコンだけでなくスマホのデザインも見やすいかどうかも確認してください。
スマホで見た時にデザインが崩れていたり、文章がおかしくなっていると離脱される可能性があるため、レスポンシブデザインにしておくのがおすすめです。
ホームページで集客を成功させた事例
実際にホームページ集客を成功させた企業の事例を紹介します。
自社にも使える要素はどんどん取り入れていきましょう。
定期的にコンテンツを発信
ある企業では、定期的にコンテンツを発信し続けることで、問い合わせが倍増しました。
やったことはシンプル。
本記事の「ホームページで集客するためのコツ」で紹介した内容を実行しただけです。
ホームページの目的をコンバージョン獲得に決め、ターゲットに向けたコンテンツを作り続けました。
結果、その地域で自社のホームページが上位表示されるようになり、以前はゼロだったホームページからの集客は増えていったのです。
古くなった情報を定期的に更新
ある企業では、過去にホームページ上にあげたコンテンツを修正していくことで、問い合わせが殺到する結果となりました。
この企業もやったことは単純で、過去に作ったコンテンツを更新していっただけです。
以前投稿したコンテンツの情報が古くなっていたため、新しい情報に修正していく作業をしていきました。
すると、コンテンツ一つひとつの評価も上がり、検索結果で上位表示されるようになっていきました。
上位表示されることでアクセス数も増え、問い合わせも増えていったのです。
▶︎集客効果が高い企業のホームページ事例を見る。
▶︎士業のホームページ集客の成功事例を見る。
▶︎不動産会社のホームページ集客の成功事例を見る。
▶︎工務店のホームページ集客の成功事例を見る。
▶︎治療院のホームページ集客の成功事例を見る。
ホームページで集客を行う際の注意点
最後に、ホームページで集客を行うときに注意すべき点を2つお伝えします。
知らないと後々大変になるため、集客開始する前に理解しておきましょう。
評価が低いページをそのままにしておかない
ホームページを放置しておくことだけは絶対にやめましょう。
データ分析は定期的に行わないと、何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのかがわかりません。
うまくいっていることは継続し、うまくいっていないことは原因を考え、すぐに改善をする必要があります。
評価の低いコンテンツがあった場合、改善しないとホームページ自体の評価に関わってきます。
早めに対処しないと、集客効果がなくなる恐れがあるため、注意してください。
データ分析のためには、アクセス解析ツールを用いましょう。
代表的なツールは、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールです。
どちらも無料で利用できるため、知らなかった方はすぐに導入してください。
Googleアナリティクスは、ホームページに訪れたユーザーの行動を確認できます。
測定したいホームページに計測タグを埋め込むことによって、計測が可能です。
以下のようなデータをGoogleアナリティクスで分析できます。
・訪問したユーザー数
・ホームページを訪れた経路
・閲覧したページ
・ホームページ内での行動
Googleサーチコンソールは、ホームページに訪問する前のユーザーの行動を確認できます。
ユーザーがキーワード検索する一連の流れの中で、ホームページがどのように掲載されているかデータで分析可能です。
以下のようなデータをGoogleサーチコンソールで分析できます。
・Googleで検索されたキーワード
・ホームページの検索順位
・Googleに認識されているページ
・ホームページ上の問題
人材を確保しておく必要がある
ホームページで集客を実現させるためには、時間がかかってしまいます。
長期的な戦略になるため、定期的にコンテンツを制作したり、ホームページを更新したりする人材を確保しないといけません。
自分ひとりで全てやるとなると、時間が足りないため、ホームページ制作ができる社員を雇った方が良いです。
もし社員を雇う余裕がないのであれば、専門業者に依頼するのも検討してみてください。
ホームページ制作やコンテンツ制作のプロに任せれば、社員を教育する時間も労力も必要ないですし、自分で作るよりも質の高いものである可能性が高いです。
良質なコンテンツと適切な運営・改善をしていれば、効率的に短い期間で集客効果が期待できます。
また、ホームページ運営もすべて任せられるため、自分は他の重要な業務に集中できます。
随時、状況チェックだけでいいため、自分自身の負担を減らして、全体的に見ると売上アップにつながるでしょう。
ただ外注費がかかってしまうため、予算を考えてしっかり代行業者を選定してください。
費用は制作するコンテンツ数や業者の対応業務によって大きく異なりますが、月数十万円はかかってしまいます。
注意点として、予算が少ないからといって安すぎる代行業者に頼んでしまうと、悪徳業者に当たってしまい、ブラックな手法を使われて、Googleからペナルティを受けてしまう可能性もあります。
そのため、業者の選定は慎重に行ってください。
ホームページで集客するコツまとめ
今回さまざまな集客方法を紹介しましたが、すべてやるには時間もリソースも足りません。
まずは自社のリソースや商品・サービス、ターゲットなどから、自社に最適な集客方法を選んでください。
費用がかかっても良いから短期的に集客したいのであれば、広告を打ってみる。
費用をかけずに集客していきたいのであれば、長期的な戦略としてSEO対策をやっていくのでも良いです。
特に、ホームページではユーザーの求める良質なコンテンツを作ることが大切です。
ユーザーのニーズを満たしたコンテンツを提供し、ユーザーから高い評価を得ることで、集客・コンバージョン獲得につながります。
今の自社の状況に合わせて、できることから始めてみてください。