以下のような悩みはありませんか?
- WEB集客を始めたいけど、どんな種類があるのか知らない
- 自社に最も合う集客施策がわからない
- サイトはあるけど集客ができていない
集客方法はたくさんありますが、実際にどのような施策を行うのが自社にとって効果的なのか不安な方は多いはずです。
本記事では、WEB集客の種類を紹介した後、具体的な施策や自社商品・サービスに合った選び方を解説します。
本記事を読み終えた頃には、これから自社で何をして集客すべきなのかがはっきりわかるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
WEB集客の施策の種類
WEBサイトへの集客方法は多くあります。
ここでは全て紹介することはできないため、代表的なサイトへの流入経路を7つ解説します。
前半3つは無料で利用できる集客方法、後半4つは有料で利用する集客方法です。
サイトの立ち上げ初期は予算も多く使えない場合が多いため、最初は無料の集客施策に力を入れましょう。
ただ、無料集客は費用がかからないメリットがありますが、ある程度の集客数を獲得するまでにかなりの労力と時間がかかってしまいます。
そのため、予算に余裕があって、短期間で成果を出したい場合は、有料の集客施策を試していくのが効果的です。
自社サイトはどの集客施策が最適なのか迷った際は、サイト集客の目的によって優先順位を考え、選択しましょう。
どの集客施策が良いかどうかの判断要素として、これから7つの集客施策それぞれの特徴を解説していきます。
ブログ(SEO)
ネット上で検索するユーザーは、必ず悩みがあります。
その悩みを解決する情報や商品・サービスが書かれているサイトを探しています。
そのために、ユーザーが検索しそうなキーワードをもとに記事を作成していき、自社サイト(ブログ)へのアクセスを促す施策がSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)です。
SEOのメリットとして、自社サイト(ブログ)が上位表示されると、無料でサイトへの流入数が増えていきます。
ただ、自社サイト(ブログ)が上位表示されるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
主に国内で利用されている検索エンジンは、GoogleとYahoo!です。
Yahoo!はGoogleと同じ検索アルゴリズムを採用し、検索順位もほぼ変わらないため、SEO対策をする際はGoogleの最適化をしていれば問題ありません。
プレスリリース
新聞や雑誌、ニュースサイト、テレビなどのメディアに対して、自社の商品・サービスやイベントの最新情報を提供し、メディアに取り上げてもらう施策がプレスリリースです。
有名な大手メディアに取り上げてもらえると、自社だけではアプローチできない層にも無料で情報を届けることができます。
メディアに取り上げてもらうためには、各メディアの特定を理解し、伝える内容や時期を考えてプレスリリースする必要があります。
もし狙っているメディアへの掲載ができなかった場合、有料のプレスリリース配信サービスを利用する選択肢もあります。
費用はかかってしまいますが、影響力のあるプレスリリースに掲載されれば、大手メディアにも取り上げてもらいやすく、多くの人の目にとまって知名度の向上につながります。
SNS
FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSで、見込み客に向けて情報発信する施策です。
SNSは拡散力が高いため、うまくいけば無料で大きな集客効果が望めます。
自社サイトの記事へ誘導するリンクをSNSの投稿内に貼れば、サイトへのアクセス数を伸ばすこともできます。
SNS運用にはフォロワーを増やすための施策や投稿の更新などが必要ですが、最も重要なことはファンを増やすことです。
「顧客全体のうち、2割のファン(有料顧客)が売上の8割を占める」と言われているように、普段の投稿でファンを作ることで集客・売上アップにつながります。
さらに、ファンは新たな見込み客を連れてきてくれるため、集客は自然と増えていきます。
ファンにも種類があります。
- 自社
- 自社商品
- 自社の社長や社員
大きく3つにわかれるため、自社はどんなファンを作りたいのかで普段の投稿を変えていきましょう。
SNS広告
SNS広告は、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSタイムライン上に有料で広告を掲載する集客施策です。
他の投稿に紛れさせて広告を掲載することができ、広告だと気づかれにくいため、広告への嫌悪感なく、自然と自社商品・サービスを紹介できます。
SNSの媒体ごとに登録されている個人情報をもとに、自社商品に興味を持ちやすい人へ情報を届けられるのもメリットの1つです。
ただ、登録されている個人情報が少ないと、ターゲティングの精度も落ちてしまうのがデメリットでもあります。
リスティング広告
リスティング広告は、検索結果の上位に有料で広告を表示させる集客施策です。
見込み客が検索するであろうキーワードを予測し、そのキーワードを検索した際に自社の広告が上位に表示されることを目指します。
クリック課金型の広告であり、1クリックで発生する費用は他社とのオークション制となります。
そのため、競合他社が多いと、1クリックの単価も高くなりやすいです。
リスティング広告で他社とのオークションに勝ち、自社の広告を上位表示させることができれば、自然検索よりも上に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、効率的に集客が可能です。
リスティング広告は短期的に結果を出すことができる施策ですが、費用はかかってしまうため、運用していく際はしっかりコスト面も考えておきましょう。
アフィリエイト広告
第三者であるアフィリエイターに自社商品・サービスを宣伝してもらう集客施策が、アフィリエイト広告です。
アフィリエイターのサイトやブログ内にて、第三者の視点で自社商品・サービスを紹介してもらうため、自社ではアプローチできない層にも情報を届けることができます。
自社と関連しているジャンルのサイトやブログであれば、サイト運営者も経験者である場合が多く、信頼性のある人が自社商品・サービスを紹介してくれるため、購買意欲の高いユーザーも集客可能です。
アフィリエイト広告は、成約した数に応じて報酬を支払うことが多いです。
そのため、広告をただ掲載するだけでは費用は発生しないメリットもあります。
リマーケティング広告
自社サイトに一度でも訪問したことがある人へ広告を出す施策が、リマーケティング広告です。(リターゲティング広告とも言います)
見込み客が過去に見ていた商品・サービスをもとに、もう一度直接アプローチできるため、効率よく集客できます。
見込み客がすでに購買意欲の高いことはわかっているため、積極的に購買までのアクションを促すことが大切です。
ただ、リマーケティング広告は商品・サービスとの相性もあります。
検討・比較期間が短い消耗品や日用品は、再度広告を出したところで、すでに別の商品を買っている可能性が高く、集客できる見込みは低いです。
業種別に効果的なWEB集客施策ポイント
業種によって効果的な集客施策は異なります。
自社サイトはどの施策が適しているのかわからない場合は、競合他社が多く使っている施策を試してみてください。
他社の多くが使っているということは、効果が出ているということです。
ここで業種ごとに集客する際のポイントを解説しますので、施策選びの参考にしてください。
美容業種
美容関連の情報を検索する人は、美容の問題意識が高い場合が多いです。
そのため、「化粧水 使い方」「化粧水 おすすめ」など、検索ユーザーが調べそうなキーワードをもとにブログ記事を書いて、潜在顧客が必要としている情報を発信できれば、集客効果が期待できます。
美容室であれば、ホットペーパービューティーやEPARKビューティーなどの大手ポータルサイトを利用するのが良いです。
店内の写真やスタッフの紹介を充実させることで、効率的に集客ができます。
特に美容関連は口コミで評価されやすいため、アフィリエイト広告を活用したり、ホームページだけでなくSNSを運用することでリピーターを作っていくには効果的です。
飲食店業種
飲食店は競合が多く、ぐるなびや食べログなどの大手ポータルサイトも多いため、登録するだけでは集客は見込めません。
ポータルページに載せる情報を充実させるだけでなく、メニューや店内の写真などの見込み客が気になる情報をホームページに載せます。
そのホームページをリスティング広告で検索上位に表示させれば、サイトへの集客を促せます。
ここで重要なことは、見込み客の興味をひくキャッチコピーを作成し、競合に勝てる自社の強みをアピールすることです。
しっかり差別化を図ることで、集客効果を高めることができます。
また、SNSを利用するのも飲食店の場合は効果的です。
LINE公式アカウントの友達登録で割引クーポンを配布したり、instagramで感想を投稿した画面を見せることで、割引クーポンを発行する店舗もあります。
旅行業種
ホテルは、楽天トラベルやじゃらんネットなどの大手ポータルサイトを利用して集客するのがおすすめです。
ポータルサイトに掲載される写真や情報を充実させるだけでなく、ホームページの内容も重要です。
「一人旅」や「家族旅行」などのターゲット層を限定してアプローチすることで、より多くの集客が見込めます。
SNS広告でも、自社商品・サービスに興味を持ちそうなターゲットを特定すれば、宣伝効果が高いです。
さらに、ホテル予約には複数の候補から1つを選ぶのに時間をかける場合が多いため、リマーケティング広告も集客しやすいです。
車業種
車は価格が高く、WEB上での申し込みから検討期間が長いため、一度WEB広告を見た、もしくはホームページを見ただけでは印象に残りづらいという懸念があります。
そのため、認知されるだけでは時間が経つと忘れられてしまうため、来店までつなげることが大切です。
WEB上で集客する際の注意点として、ターゲット層を明確にしておくことも大切です。
集客すべきは「車の購入を検討している人」ですが、「ただ車が好きな人」の方が多いため、入念にターゲティングしないと無駄な広告費がかかってしまいます。
カーディーラーにおいて、最も費用対効果を高く集客できる施策は、ダイナミックリターゲティング広告です。
ダイナミックリマーケティング広告とは、一度自社サイトに訪れた人の好みに合った車のバナー広告を表示する手法になります。
リマーケティング広告以外にも、顕在顧客が多いリスティング広告や、細かいターゲティングをしやすいSNS広告も集客に向いています。
工務店
販売代理会社や仲介会社は、賃貸住宅や新築マンションなどのプランが事前に決まっていますが、工務店はゼロから家を作るため、決まっていないことが多いです。
そのため、商品自体を比較することができず、会社自体の比較をされるため、差別化が難しいというデメリットがあります。
そこで競合分析を行い、自社の強みを発見してから、その強みをサイトやSNSで情報発信してアピールすることが大切です。
リサーチによってターゲットのニーズを把握し、悩みの解決する記事を増やしていけば、自社サイトへの集客につながります。
しっかり差別化ができていれば、資料請求や来店まで至るでしょう。
WEB集客の施策を行うときの考え方
ここでは、WEB集客を行うときの基本的な考え方を解説します。
以下の4つを意識して読んでいただければ、内容を理解しやすく、集客をする上で必要なことはほぼおさえられるでしょう。
- 集客の目的を決める
- 集客する人を決める
- 集客方法を決める
- 常に分析と改善をする
事前に目標を設定する
目標設定では、以下の3つの指標を用います。
- KGI(Key Goal Indicator)
- KPI(Key Performance Indicator)
- CV(Conversion)
事前に具体的な目標を設定しておくことで、どんなターゲット層を集客して、どのくらいの予算が必要なのかを判断しやすくなります。
3つの指標について、それぞれ詳しく解説します。
・KGI(Key Goal Indicator)
KGIとは、日本語で重要目標達成指標と言います。
達成すべき最終目標がKGIであり、まず最初に決めるものです。
KGIが決まれば、そのKGIを分解して、中間目標としてKPIを定めます。
例:年間売上を10%上げる
・KPI(Key Performance Indicator)
KPIとは、日本語で重要業績評価指標と言います。
目標達成へのプロセスにおける達成度を評価する中間目標として用いられるのがKPIです。
KPIがあることで、やることが明確になり、チームの向かう方向が一致します。
例:3ヶ月でCVRを5%上げる。1ヶ月でPVを5%増やす。
・CV(Conversion)
CVとは、コンバージョンの略になります。
コンバージョンとは、KPIになる具体的な目標設定です。
例:資料請求の数。サイトの閲覧数。
ペルソナを設定する
どのような人を集客するのかを明確にするため、ペルソナを設定します。
「ペルソナ」は一人の人物像をリアルに設定するため、幅広く人物像を設定する「ターゲット」とは異なります。
具体的なユーザー像を洗い出すためには、デモグラフィックだけでなく、サイコグラフィックも考える必要があります。
デモグラフィック:年齢・居住地・職業・家族構成などの定量的な属性情報
サイコグラフィック:性格・ライフスタイル・趣味などの定性的な特性情報
デモグラフィックは競合調査や既存のデータから設定できますが、サイコグラフィックはデータ上から判断できないため、より詳細なアンケートやインタビューなどを実施する必要があります。
マーケティングファネルを作成する
ペルソナ設定後、ユーザーをどのように獲得するかを明確化するため、マーケティングファネルを用います。
マーケティングファネルとは、消費者が購入に至るまでの過程を段階的に示したものです。
マーケティングファネルの種類はいくつもあるため、ここでは代表的な1つを紹介します。
マス層→潜在層→顕在層
上記の3段階に分けて、それぞれの特徴を説明します。
①マス層
まだ認知がない場合、幅広く認知を獲得するためにはマス層へのアプローチを検討しましょう。
マス層とは、自社商品・サービスのジャンルに全く興味がない一般大衆をさします。
人口が最も多いため、主に商品・サービスの認知拡大に効果を発揮します。
ただデメリットとして、自社商品・サービスに興味がない人のため、費用対効果は高くないです。
②潜在層
潜在層とは、自社商品・サービスのジャンルに興味を持っている層をさします。
潜在層には自社商品・サービスの強みをアピールした、印象に残りやすい広告を用いるのが効果的です。
まずは広告自体への興味を喚起し、そこから自社サイトへアクセスを促します。
③顕在層
顕在層は、自社商品・サービスのジャンルに強い興味があり、すでに商品・サービスの比較検討をしている段階の人です。
顕在層の人はすでに購入手前まで来ているため、他社との差別化要素を打ち出したり、購入の決め手になる情報を提示して、購入まで促します。
カスタマージャーニーを作成する
マーケティングファネルでは狙うユーザーを掘り下げましたが、さらにユーザーの行動や広告を出すタイミングを明確にするため、カスタマージャーニーを用います。
カスタマージャーニーとは、顧客が購入に至るまでの行動や心理を可視化したものです。
マーケティングファネルと比較すると、「顧客が商品を購入するまでの過程を可視化している」点は同じです。
しかし、マーケティングファネルでは「顧客の行動や人数がどのように推移するのか」表しますが、カスタマージャーニーでは「顧客がどの段階でどんな心理なのか」表している点が異なります。
カスタマージャーニーを用いることで、顧客の心理状態と変化する段階を具体的に把握できるため、施策を打つべき最適なタイミングを知ることが可能です。
PDCAサイクルを回す
集客を開始したら、分析・改善をする必要があります。
その際に用いられるのが「PDCAサイクル」です。
PDCAとは、以下4つの頭文字をとった言葉になっており、4項目を繰り返し行うことでより良い結果を出し続けることができます。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
4項目をそれぞれ解説します。
1.Plan(計画)
Planではまず目標を定め、その目標を達成するための手段や評価方法などの計画を立案します。
計画を立てる上で重要なことは、5W1Hを入れることと、現実的な目標にすることです。
また、計画の精度を高めるためにはデータの収集や仮説を立てておくことも大切になります。
2.Do(実行)
Doは計画を実行するフェーズです。
実行中の注意点としては、データを記録しておくこと。
次のフェーズであるCheckで客観的な評価ができるように、実行フェーズで数値化しておくことで、主観を入れずに客観的な評価をすることが可能です。
3.Check(評価)
Checkで実行した結果を評価します。
評価精度が高いほど、次のフェーズであるActionの改善も期待できるため、可能な限り数値的に判断をしましょう。
定性的な指標であっても、アンケートやインタビューによって間接的に数値化も可能です。
4.Action(改善)
Actionでは、目標が達成できれば終了ですが、達成できなかった場合はより高い成果を出すために改善を行います。
改善点が決まったら、Planに戻って改善点を取り入れた新たな計画を立案します。
WEB集客でSEO施策を行う方法
WEB集客において、SEO施策も大切です。
SEOは費用をかけずに集客できる施策のため、サイトを上位表示させることができれば、費用はかからずにアクセスが増え続けます。
さらに、SEOをしっかり行えば、検索エンジンからの評価も高くなり、一度でも上位表示できれば順位も落ちにくいです。
コンテンツは資産として残り続け、継続的な集客効果を生み続けます。
しっかりSEO施策を行っておきましょう。
SEO対策には、「内部SEO対策」「外部SEO対策」「コンテンツSEO対策」の大きく分けて3つあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
内部SEO対策
内部SEO対策とは、サイトの内部を整理したり、サイトマップを使用したりすることで、検索エンジンにサイト内の情報をわかりやすく伝えるための最適化SEO施策です。
検索エンジンは、適切な情報の書かれたサイトをユーザーに届けるため、クローラーでたくさんのWEBサイトを巡回して評価を行っています。
クローラーとは、WEB上に公開されたサイトのコンテンツを確認する検索エンジンの機能です。
内部SEO対策は、このクローラーが評価しやすいサイトを作ることが目的になります。
具体的な施策をいくつか紹介します。
- タイトルや見出しにキーワードを入れる
- 画像のaltタグを設定する
- XMLサイトマップを作成する
- 内部リンクを充実させる
- ページ表示速度を上げる
- スマホ対応(レスポンシブ対応)
外部SEO対策
外部SEO対策とは、他のWEBサイトからのリンク(被リンク)を増やすSEO施策です。
外部サイトからのリンクが多いサイトは、検索エンジンに「ユーザーが求めている情報が載っているサイトである」と認識されるため、評価も高くなります。
注意点として、被リンクの数を増やせばいいからといって、被リンクを購入したり、自分で別サイトを作ってリンクを増やすような「ブラックハットSEO」は低評価をもらうため、やらないようにしましょう。
外部SEO対策は他のWEBサイトから評価をもらう必要があるため、内部SEO対策よりは難しい施策です。
外部リンクを増やすためのコツを3つ紹介します。
- 良質なコンテンツを継続的に作る
- 大手ポータルサイトへ記事を寄稿して、リンクを貼ってもらう
- SNSで拡散しやすいサイト設計にする
コンテンツSEO対策
コンテンツSEO対策とは、特定のキーワードに対して、検索ユーザーの意図やニーズに応える良質コンテンツを作成する施策です。
コンテンツSEO対策がしっかりできていれば、外部サイトからの被リンクも獲得できる可能性が高くなり、検索エンジンの評価も高くなって上位表示されやすくなります。
良質コンテンツを作る上でのポイントを5つ紹介します。
- 文字数は多ければいいわけではない
- EATを満たす(①Expertise(専門性)②Authoritativeness(権威性)③TrustWorthiness(信頼性))
- クリックしたくなるタイトルにする
- 読みやくなるようなリード文にする
- 画像やイラストも入れる
WEB集客でSNS施策を行う方法
SNSの普及率は80%以上になり、多くの人が日常生活で利用しているため、SNS運用を行う企業も増えました。
広告目的ではなく、知名度を上げるために公式アカウントを作成し、自社商品・サービスと関係ないことを情報発信している企業もあります。
SNSを利用する際に大切なことは、商品購入を促すことではなく、集客してユーザーとの関係性を深めることです。
それぞれの媒体によって特徴は異なるため、利用者層や特性を理解しておきましょう。
Facebookは、国内の利用者は2,700万人、30〜50代が多めの媒体です。
実名登録が必須になっているため、年齢や性別、職歴などのプロフィール情報も詳しく設定されていて、信頼性が高いのが特徴です。
実名であることから、発言への責任感もあって誹謗中傷は少なめで、フォロワーもほとんどがリアルの友人や仕事仲間が多いという特徴もあります。
リアルな知り合いと交流するのに適したSNSです。
Instagramは、国内3,300万人の利用者数、10代20代の女性利用者が多い媒体です。
Facebookと同じ企業のサービスであるため、使い方はFacebookと似ています。
ただ、実名での登録は少なく、写真や動画の投稿をメインに多くの人と共有するサービスです。
特に、ファッションやグルメ、旅行などの写真・動画投稿が多く、人気が出やすいジャンルになっています。
他にも、美容関係や飲食店のようなビジュアルで訴求するのが効果的なビジネスに向いているSNSです。
Twitterは、国内で4,500万人の利用者がおり、10代20代が多い媒体です。
実名登録している人は少なく、目的別によって複数アカウントを持っている人が多くいます。
Twitterでは、1投稿140字までの短い文章でしかツイートできません。
また、いいねやリツイートによって多くのユーザーに情報が届けられるため、他のSNSと比べて拡散性が高いという特徴があります。
日々有益な情報を発信していれば、アカウントの信頼性を高めることができる上、ツイートが共有されることによって、バズる可能性も高いです。
WEB集客の施策として使えるSNS広告の種類
SNS広告にはいくつか種類がありますが、今回は代表的な以下の3つを紹介します。
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
それぞれ特徴も利用者層も異なるため、効率的に広告運用できるよう媒体ごとにポイントをおさえておきましょう。
FaceBook広告
Facebookは実名登録を基本としているため、広告ではユーザーのプロフィール情報から精度の高いターゲティングが行えます。
広告費は100円から出稿でき、予算が少ない場合も利用しやすいのもメリットの1つ。
広告運用時のポイントは、プロフィール情報からユーザーが興味を持つ内容の広告を配信することです。
デメリットは、顕在層より潜在層が多いため、成果が出るまでに時間がかかることです。
リアルな知り合いへの情報共有がメインになるため、匿名SNSと比べると拡散能力は低いと言えます。
特に、誰にも知られたくない悩み解決系の商材は向いていません。
Facebookはビジネス目的で利用している人が多いため、ビジネスパーソン向けやBtoB向けの商材が向いています。
Instagram広告
Instagramは実名登録ではないですが、Facebookと連動させている人もいるため、広告のターゲティング精度は高いです。
Instagram利用者は流行に敏感な若い女性が多いため、化粧品やファッションなどの女性向け商材と相性が良く、広告の効果は顕著にあらわれます。
Instagram広告の特徴として、個人の投稿の中に広告をまぜることができるため、「広告だ」と認識されずに見てもらいやすくなります。
そのために、ターゲットの興味を惹く画像・動画を作成し、ビジュアルを重視した広告にすることで、違和感なく投稿中に紛れさせることが大切です。
Twitter広告
Twitter広告の戦略としては、他のSNS広告とは違って画像や動画などのビジュアルより、文章の内容でバズることが多いため、多くのユーザーに共感してもらえる文章を作成することです。
タイムラインで表示された広告ツイートは、通常ツイートと同じように「いいね」や「リツイート」ができます。
その二次拡散、三次拡散は課金対象にはならず、実際にかけた広告費以上の効果が出やすく、他のSNSよりバズりやすいため、潜在層の獲得に大きく影響を与えます。
Twitter広告のデメリットは、Twitterが匿名性であるため、FacebookやInstagramと比べてターゲティング精度が低いことです。
また、過激な表現や事実でない情報も拡散しやすく、炎上するリスクもあります。
WEB集客で施策を行う際の注意点
WEB集客をする際、注意すべきことが3つあります。
- 流行りに振り回されないこと
- 短期間では成果が得にくい
- 自社で対応できない可能性がある
流行りに振り回されないこと
ネットは流行り廃りが激しいため、流行りに振り回されないことが大切です。
「今はTikTokが熱い」「YouTubeが一番良い」など、時代によって言われることは違いますし、すべてが間違っているわけではありません。
ただ、どの媒体であっても、それはWEB集客の一手段に過ぎません。
重要なことは、自社商品・サービスにとってどの手段が最適なのか、自社の目的に合った施策を検討することです。
短期間では成果が得にくい
WEB集客は継続して施策を行わないと効果が薄いため、短期的な成果を期待してはいけません。
リスティング広告であれば、広告を出稿してすぐに成果を上げることが可能ですが、短期的な施策だけに頼ると、広告によって売上が変動する広告依存型のビジネスになってしまいます。
広告依存にならないように、長期的な視点で集客の仕組みを作ったり、人材を取り入れたりして、売上を上げていくことが大切です。
自社で対応できない可能性がある
WEB集客で結果を出すためには、時間も労力もかかります。
SEO対策やリスティング広告、SNSなどの専門知識も必要になります。
そのため、まだ自社にノウハウがない場合は専門家に相談するのもありです。
WEB集客の手助けをしてくれるコンサル会社はたくさんあるため、その中から自社商品・サービスに合った会社を選んでください。
自社ができないことは外部に頼み、自社の重要な業務に注力できれば、結果的に売上も上がっていくはずです。
ただ、ずっと外部の会社にお願いしておくのは費用がかかってしまうため、将来的には自社だけでWEB集客できるように、知識の習得や環境づくりをすることも考えておきましょう。
WEB集客の種類・施策まとめ
WEB集客には多くの種類がありますが、自社の目的を忘れてはいけません。
その施策は自社商品・サービスを購入してもらうために必要なことか考えてみてください。
目的を見失ってしまうと、それまでかけた時間もコストも無駄になってしまいます。
もしすでにWEB集客に取り組んでいる場合も、今の施策が目的に沿っているか振り返ることも重要です。
自社に適した施策を用いて集客し、売上を上げていきましょう。